2017年5月27日 (土)

フィラリアの予防について その3

       
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こんにちは、KONTANIです。
なんだかんだと、結局日があいてしまいましたが、フィラリアのお話を完結させていただきたいと思います!
みなさま、もうしばらくお付き合いくださいませ。

 

さて、前回・前々回で「フィラリア症について」と「フィラリアの薬とはどんなものか」をお伝えさえていただきました。ということで、最初の質問に戻ります。

「フィラリアのお薬は飲ませなきゃダメでしょうか?
 フィラリアのお薬に変わる、体に負担がないものはないでしょうか?」
 

現時点で、私には『フィラリアの感染を、薬以外で完全に防ぐ』ためのご提案はできません
また、フィラリア症は、集団予防の効果が非常に強い感染症です。その部分も考えると、やはりフィラリアの予防はすべきだと考えます。
ただ、お薬を飲ませることに対してのご不安を飼主様が感じられるのも無理もないことだと思いますし、その部分のご不安はできる範囲で解消しなければとは考えています。
 

ということで、KONTANIのフィラリア予防に対してのスタンスは
『フィラリアは薬で予防しつつ、同時に肝機能をサポートして解毒を促進し、腎機能をサポートして排泄を促進し、薬から生じる負担を体内に残さないようにする』
という感じです。物足りないみなさまもいらっしゃるかもしれませんが、ご容赦ください!

 

肝機能や腎機能をサポートする方法としてはいろいろありますが、一番ベーシックな方法は食事からのフォローです。
◆肝腎を補う食(酸味、鹹味など)を補強する
◆水分をたっぷりとって排泄を促す、代謝を上げる
◆食間をしっかりとって肝臓を休める時間をとる

などを意識しましょう。

Photo

食事のフォローだけでは物足りないとお考えであれば、サプリメントやハーブ、レメディなどでフォローするのもよいと思いますよ!

  
* * * * * *

肝臓をフォローするサプリメントとしては、ビタミンミネラルを含んだサプリメントが有効です。
マルチビタミン&ミネラル「ミツバチ花粉」
ブルーグリーンアルジー「シャスタ」
などなど、フィルウマルシェでもお取り扱い致しておりますので、ご興味のある方はお問い合わせください^^

* * * * * *

 

最後は、フィラリアの予防の是非について、私個人の見解をお伝えさせていただきました。もちろん、私の意見が正しい!従いなさい!ということではまったくもってありませんし、フィラリアの予防について悩まれている皆様には、ぜひいろんな意見を知り、その中でご納得のいくやり方を見つけ出していただければと思います。

 

3回にわたり、長々とお付き合いいただきましてありがとうございました!

ご質問もいくつかいただいていますので、なるべく早くお答えできるようにがんばります!


KONTANI 拝

          

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2017年4月30日 (日)

フィラリアの予防について その2

       
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みなさまこんにちは、KONTANIです。

気がつけばすでにゴールデンウィークに突入ですね!みなさまは何連休でゴールデンウィークを楽しまれるご予定ですか?

ペットホテルやトリミングのご希望がございましたら、フィルウにお気軽にご連絡くださいませ^^

 

さてさて、前回は『フィラリアについて』と『フィラリアに感染してしまった場合の危険性』についてお話させていただきました。

前回、恐怖心をあおるような文章を書いてしまったかなと思いますが、実際のところ、現在においてはフィラリア感染率および死亡率は劇的に下がっています。これは、フィラリアに有効な薬が開発されたことが大きな理由です。

実際、臨床の現場にいてもフィラリアに感染している犬をみかけることはほとんどなくなりました。首都圏に限られる状態かもしれませんが、それでも日本全国でフィラリア症の犬を見かける機会は過去に比べて確実に減っていると思います。
 

では、そんな画期的な薬であるフィラリアの薬はどのようにフィラリアに効果があるのか?を説明してみたいと思います。

そもそも、フィラリア病についてわかりにくくさせているのがフィラリア予防薬の“予防”という言葉だと思います。 獣医さんがフィラリアの錠剤を処方するときには、たいてい「月に1度、きちんと投与してくださいね!」と伝えます。 同じ寄生虫予防薬であるノミダニ予防の薬は、投与してから1ヶ月間効果が持続するため、同じように投薬後1か月間効果が持続すると考えられている方が多いだろうと思いますが、実はフィラリアの薬の効き方はノミダニの薬とは違います

フィラリアの薬は、フィラリアの感染自体は防ぐことが出来ませんが、感染してきたフィラリアが血管・心臓・肺動脈に進んでいく前に食い止める(つまりその段階でのフィラリアを駆除する)ものです。なので、正式には「予防薬」ではなく「駆虫薬」になります

“体にたまったフィラリアを、投薬したタイミングで一掃するもの”と表現すると伝わりやすいでしょうか?

投薬した時点で皮膚やら筋肉やらに寄生している幼虫を駆除しますが、効果は持続しないので、フィラリアの薬を飲んだ後にフィラリア感染蚊に刺されててしまった場合は、そのときに感染した幼虫を殺すためにまた一ヵ月以内にフィラリア予防薬を投与する必要があります。
 

なので、フィラリアの錠剤の投薬期間としては、 蚊が発生し始めてから「そろそろ最初の1回をのませましょう!」って話になりますし、 蚊が最後に出てから1ヶ月後に「そろそろ最後の1回をのませましょう!」って話になります。

そのため、地域や住居環境により、フィラリア薬の投薬期間が変わってしまうという事態が生じるんですね。
 

錠剤とは別に、注射薬も販売されています。 こちらも錠剤と作用機序は同じで体内に入り込んだ幼虫を駆除するものですが、錠剤との違いは、薬剤成分に加工を行うことで注射した成分が長期間体内にとどまり、徐々に放出される仕組みになっているため、常時(半年間)駆除が継続して行われます。

※経口タイプ・注射タイプのどちらにもメリットデメリットがありますので、どちらがより良い薬なの?と尋ねられてもお答えしかねます、ゴメンナサイ。

 

さてさて、ざっと薬の作用機序についてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
次回が最後になる(はず!)と思いますので、もうしばらくお付き合いくださいませ!

 

KONTANI 拝

           

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2017年4月19日 (水)

フィラリアの予防について その1

       

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みなさまこんにちは、KONTANIです。

だいぶ暖かくなりましたね!
過ごしやすい時期になったな〜と思っていたら、ふお〜んと飛んでいる蚊を発見。
ああ、もう蚊が出る時期になったんだ!とちょっと身が引き締まりました。

 

蚊といえばフィラリアに直結して考えてしまう私は職業病だなと思ったりしますが、大事なことなので、この機会にフィラリアの予防についてお話ししてみようかと思います。

 

代替医療にかかわるお仕事をさせていただいているためか、飼主様からよく「フィラリアのお薬は飲ませなきゃダメでしょうか?フィラリアのお薬に変わる、体に負担がないものはないでしょうか?」というご質問をいただきます。
やはり、必要とはわかっていても、毎月毎年お薬を飲ませ続けなければならない、ということに対してご負担に感じられる方が多いようです。

なるべくならお薬を飲ませたくない、というご不安やご心配はよく理解できるのですが、ただ、私はフィラリアの薬は飲ませるべきだと思います。

それはなぜか?ということをお伝えしようとすると、そもそもフィラリアとはなんぞや?というところからお話しする必要が出てきますのでちょっと長くなってしまいそうですが、皆様、よろしければお付き合いください!

 

まずは《フィラリア》というものについてお話させていただきますね。

フィラリアは正式名称を「犬糸状虫」といい、犬(や猫)の体内に寄生する“寄生虫”の一種です。
フィラリアは体内で成長し、そのうち心臓や肺動脈に住み着きます。そうめんのような形状をしており、成虫になると最長30cmほどにもなります。

最長30cmって、結構な長さですよね!
そんな大きな寄生虫が心臓や肺動脈に住み着いてしまったら、血液の流れが悪くなったり心臓や肺動脈になんらかの障害が生じてしまうのはなんとなくイメージしていただけるのではないかと思います。

それでも、少数の感染でとどめることができれば大きな問題とはならずにやり過ごすことはできますが、感染を繰り返し寄生するフィラリアの数が増えてしまうと、心臓や肺動脈の機能異常を起こし、命にかかわるトラブルに発展してしまいます。
実際、一昔前の犬の死因として、フィラリア症はかなりの割合を占めていました。“犬の成人病”といわれるほどよく見かける病態でもあったのです。

フィラリア感染が他の寄生虫感染症と比べてやっかいだなと私が感じるところは大きくふたつあります。
ひとつは「感染しても重篤化するまで症状がでないこと」
もうひとつは「成虫まで成長してしまうと簡単に駆虫ができないこと」です。

腸に住み着く寄生虫に感染した場合であれば、下痢をしたり血便をしたりすることで発見できることが多いです。また、駆虫薬で駆除しても便で一緒に排泄されるので、スムーズに治療が進みます。
ですが、フィラリアは血管内に寄生しているため、痛みや不快感などの症状が表れにくいこと(犬的にはあるかもしれませんが、私たちにはわからない)と、すでに心臓に成虫が存在している状況でフィラリアを駆虫してしまうと、フィラリアの死骸が血液に乗って全身にめぐり、末端の血管に詰まってしまうことがあります。
血管詰まってしまうと、詰まった先の部分に血液が流れなくなってしまいますから、その先に存在する臓器や組織が壊死してしまうという怖い事態が生じてしまうことになってしまいます。

※万が一、成虫感染を起こしてしまった場合には手術となる場合もありますが、心臓にフィラリアが寄生しているということはそれが原因で心臓が弱っているということですから、手術の負担や危険性も相当なものです。それなのになぜ手術をするのかというと、危険だろうが負担がかかろうが、手術しなければどうしようもない状態ということなんです。
獣医としては、そんな状態になる前に食い止めたい、そう思います。

 

フィラリア…最近は感染している犬を本当に見かけなくなってしまったので、危機感を感じない環境になってしまったなと思いますが、本当に怖い病気です。蚊に刺される環境があれば、年齢や健康状態などの条件に関わらず、どんな犬でも感染する可能性があるということもあわせてご理解ください。

とりあえず本日はここまでで!
次回は予防薬についてお話しできればと思います。
なるべくスムーズに更新できるように…頑張ります!

 

KONTANI 拝

           

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2013年4月25日 (木)

リメイク42~処方食ではなく手作り食を与えたいのですが…~

こんにちは、KONTANIです。

暖かい日が続いたかと思えば急に寒くなったり、ということで、
なかなか自宅の冬仕様を変更出来ずにいます(涙)。

急に冷え込んだ日は暖房代わりに布団乾燥期を使うのですが、
猫たちが布団乾燥期の温風が入ってくる部分を占領…
どこが一番暖かいのか、よく分かっていらっしゃいます(笑)

それでも、差し込んでくる日射しが徐々に徐々に暖かくなってきて、
猫たちが窓際にいることも増え、ああ、春なんだなぁと感じられるようになりました。

ゴールデンウィークの予定は皆様お決まりになりましたか?
ゴールデンウィークの翌々週(2013年5月15日(水)〜5月19日(日))は
フィルウは連休を頂きます。
ホテルやトリミング、クリニックのご予約のご希望がございます場合には、
どうぞお気をつけ下さい。


それではずいぶんお久しぶりになってしまいましたが、一問一答(リメイク)です!


【Question】
マレーシアにて、愛犬がストルバイト尿結晶と診断されました。
c/dを薦められたのですが、食べさせると吐くので今まで通り手作りご飯を与えたいと考えています。
c/dのようなドックフードを見てしまうと,普通のご飯でいいのかどうか悩んでしまいます。
具体的にどのような食事を与えたら良いのかアドバイスをいただけると幸いです。
宜しくお願いします。



【Answer】
ご質問をありがとうございます。
わんちゃんがストルバイト尿石症と診断されてしまったとのこと…
しかも海外にいらっしゃるということで、大変ご心配なことと思います。

ストルバイト尿石症は、犬でも猫でもよく見られる病態のひとつです。
が、膀胱や腎臓に『結石』が生じていない状況であれば、
食事を含めた環境の改善だけで状況が改善する可能性は十分にあります。

今回ご質問者様が問題視されているのは、
●獣医師から薦められた処方食(c/d)を食べると吐いてしまう
という部分ですよね。

処方食であろうが手作り食であろうが、どんなに優れた食事だったとしても、
愛犬がその食事を食べることができなければ意味がありません。
そういう意味で、ご質問者様のわんちゃんにとっては
『c/dという処方食は意味がない』と言えるかもしれません。

もし、処方食が食べられるなら安心なのに…とお考えであれば、
尿路疾患用の処方食はいくつかの会社から販売されていますから、
それらの中から『吐かない処方食』を探すのも方法だと思います。
(ただ、マレーシアでどれくらいの処方食が手に入るのかはわかりませんが)

もちろん、手作り食でも、結晶が生じているだけの状態であれば
十分に対応できると思います。
ただ、「ストルバイト尿結晶」という病態が存在するということは、
少なくとも健康体とは言いきれない状態であるため、
本来は診察の上で食事についてお話させていただきたいというのが本音ではあります。

とはいっても、ご質問として頂きましたので、ブログでお伝え出来る範囲
(つまり誤解を招かない範囲)でお伝えする努力をしてみようと思います。


今回のご相談に関しましては、ご相談者様のわんちゃんが
・ストルバイト結晶である
・c/dで病態がコントロールできる状態である
・その他に持病がない

ということを前提にお話しさせていただきたいと思います。


c/dで維持できる状態なら、c/dと同じ効果を盛り込んだ手作りでもいいのでは?
と思いますので、c/dがどのような効能を持っているのかお伝えしたいと思います。

【c/dの効能】
■マグネシウムとリンを制限
■尿pHを酸性化することで、ストルバイト結晶尿および尿石症の再発防止(予防)

(参考:日本ヒルズコルゲート株式会社 製品紹介)



実は、c/dの特性って、上記の二つだけなんです。
あ、すみません、表現が正しくありません。
もちろん、必要とされている栄養がきちんと含まれていたり、
ビタミン類が強化されたりなどの総合食としての特性もありますが、
「ストラバイト結晶」に対しての働きかけとしてはこの2つです。


さて、もう少し細かく見てみましょう。
■マグネシウムとリンを制限する理由
ストルバイト結晶は、正式名称を「リン酸マグネシウムアンモニウム結晶」といいます。
このリン酸マグネシウムアンモニウム結晶は、アンモニア、リンよおよびマグネシウムが
主成分となっており、これらが尿内で飽和すると、ストルバイト結晶が形成されます。

つまり、なぜマグネシウムとリンを制限するかといいますと、
「摂取量を減らすことで、結晶形成の条件となる飽和状態を回避する」ことが目的です。

つまり、マグネシウムとリンが存在することがNGなのではなく、
マグネシウムとリンが飽和していることが問題となるわけです。



そうすると、

尿中のミネラル濃度が高いことはNG
 ⇩
尿中のミネラル濃度を薄める(尿を薄める)
 ⇩
水分摂取量を増やす

という考え方も可能です。

また、水分量を増やすことで排尿の回数も増えますから、
水分摂取量を増やすことは膀胱内で結晶形成が起こる前に排泄を促すことになるため、
膀胱内での尿結晶が形成しづらくなるのも利点もあります。

『食事中のミネラルを制限すること』だけでなく、『尿を薄めること』に視点を当ててみることが
ミネラル制限に変わる方法として選択出来ると思います。

■尿pHを酸性化
pHが酸性であると、ストルバイト尿結晶は溶解します。
ですから、ストルバイト尿結晶が存在する場合には
なるべく尿のpHを酸性に傾けることが望ましいのは確かです。

ですが、そもそも尿路感染を起こしている場合には、細菌によりアンモニアが生じます。
アンモニアはアルカリ性物質のため、細菌感染時は尿はアルカリ性に傾いてしまいます。
つまり、尿路感染が生じている場合には食事内容云々に関わらずアルカリ尿になる、
ということです。

ところが処方食の中には強力な尿酸化剤を含んでいるものがあるため、
細菌感染を起こしているにも関わらず強制的に尿のpHを下げることができます。
ただ、その場合のリスクは「pHを下げすぎる可能性がある」ということです。
(尿路感染の治療が十分でない状態でpHだけを下げてつじつまを合わせようとしても、
 pHだけが低くなりすぎてシュウ酸結晶が生じてしまうケースも多々経験してきました)

ですので、アルカリ尿が存在する場合には、まず第1に尿路感染症を疑うこと。
尿路感染が存在する場合には、まずはその治療を行うこと。
それでもpHが気になる場合に食事を含む生活環境のサポートを行うとよいでしょう。

pHを下げる効果を期待出来るのは
ビタミンCを含む食材の摂取と、適度な運動です。
特に運動に関しましては、積極的に運動することで水分摂取量も増えますから、
<pHをさげる><尿を薄める>ということで、理論的にはc/dと同じ効果が期待出来ます。
(もちろん持病を持っていたり関節が悪いなどでたくさん運動が出来ない場合も
 あると思います、そのような時は決してご無理なさらないでください)

さて、ざっとではありますが、
ストラバイト結晶という病態の場合の対応を記載させて頂きました。

ですが、あくまで上記の内容は「一般的な対応」であり、
上記に記載した内容がすべてのストルバイト尿結晶の子に適応する内容、
というわけではありません。

ストルバイト結晶を患っている場合でも、
その子の年齢や環境、結石の有無や膀胱炎を併発している場合、
他に持病がある場合などで、当たり前ですが状況はまるで変わってきます。

今まで診察した中では、運動をしたほうがpHが上がってしまうタイプの子もいましたし、
ビタミンCのサプリメントを加えてもpHが下がらない子もいました。

色々な可能性を踏まえた上で、私のブログは『情報のひとつ』として取扱いください。

 
今日もご覧になっていただきありがとうございました。
  

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2012年2月27日 (月)

リメイク31〜腎機能低下時に心がけるケアについて No5〜

こんにちは、KONTANIです。

昨年末くらいから、知人に紹介を受けてFacebookを始めました!
まだ使い方も今ひとつわかっていないのですが、手探りで楽しんでいます。

手探りのひとつとして、フィルウのFacebook ページを作ってみました。
こちらはFacebookに登録していない方でもご覧になれるようです。
http://www.facebook.com/pethotel.filou

お手軽更新出来るので、ちょこちょこ更新していきたいと思います。
こまごまとした情報もご希望の方は、ぜひご覧になって頂ければと思います。

皆様からのフィルウに対するご意見もお待ちしています!

 

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それでは、長く続いた連載(?)も本日が最後です。
もうしばらくお付き合いください。


今回は、③代謝をアップする食事をテーマに更新を行いたいと思います。

「代謝をアップすることは体温を上げることにつながる」、と、先日もお伝えさせて頂きました。

そう考えると、体を温める食材を選ぶことが、代謝アップの基準の一つになってきます。

 
では、具体的に体を温める食材を考えてみましょう。

●葛

葛は「葛根湯」という漢方薬にもなるくらいの食材で、血行を促進し、体を温める作用があります。
葛湯や葛練りとして単品で食すもよし、野菜スープのとろみ付けに使うもよしです。

 

●根菜類(大根、ニンジン、ゴボウ、かぶなど)

地球の内側に向かって生える野菜【根菜類】は、体を温め、排泄を促す作用があるといわれます。
(ただし、この考え方は現代栄養学ではなく、陰陽説による考え方になります)

また、根菜類は食材そのものの力だけでなく火を通して食することが多いので、
調理方法も体を温めるには適している方法といえるでしょう。

その時期に手に入りやすい根菜を、できれば皮ごと利用できるとよいですね。

●しょうが

実は葛根湯にも含まれる漢方成分のひとつで、体を温める作用があります。

 人間が摂取する場合には、摂取すると体温が上がり発汗効果が高まり、
 その発汗作用により体を冷やすため、分類上では
【極陰】の食材とされます。
 が、犬猫では全身から発汗する仕組みがないため、熱を下げる効果が弱く
 陽性効果が出やすくなってしまうことが考えられます。
 与える量は、様子を見ながら増減するようにしてください。

少量でも充分に体を温める効果は期待出来ますので、
しょうがの絞り汁を2、3滴食事や飲み水に加える程度で十分だと思います。

●発酵食品(お味噌や納豆、テンペ、ヨーグルト、麹で作った甘酒など)

微生物を発酵させて作った発酵食品も、腸内菌を活性化させ、代謝を活性化し体を温めます。
手作りごはんに使ってもよし、単品で与えてもよし、うまく活用しましょう。


食材とは離れますが、代謝を活性化させる上でしっかり摂取したいのはビタミンやミネラル。

ビタミンやミネラルが欠乏すると、それらをエネルギー源とする細胞がスムーズに活動出来なくなり、
結果、代謝が鈍ってしまう原因となります。

ビタミンやミネラルは野菜や海草、全粒穀物から取り入れることができますから、
根菜に限らずいろんな野菜を組み合わせてごはんを作っていただくとよいと思います。

特にビタミンCやビタミンEには、血行を活性化する効果があるので、
毎日【適量】を摂取できるとよいですね。

●ビタミンEを豊富に含むのはナッツ類や豆類。
 ※ただし、これらは油分も多いので、食べ過ぎは要注意です!膵炎の原因になります。

●ビタミンCは主に野菜や果物に含まれ、肉類や穀物にはあまり含まれません。
 ※ビタミンCは熱や空気に弱くデリケートなビタミンなので、調理後はなるべく早く食べるように
  心がけることも大切です。

また、なにがなんでも食材から栄養を補給する!
と頑張りすぎなくても、サプリメントとして補給するという手段もありです。

ただ、その際にはビタミンEやビタミンC単独のサプリメントよりも、
マルチビタミンやミネラルを含んだ総合的なサプリメントが望ましいでしょう。
 ※特にビタミンEは脂溶性のビタミンのため、過剰摂取はNGです。

以上、ざっとKONTANIが思いつく限り、体を温める食材をピックアップしてみました。
 

 
最後になりますが、簡単レシピをひとつ。
・ 大根おろし         適量

・ キュウリのすりおろし  適量

・ ショウガの絞り汁   2〜3滴
・ しらすまたは煮干し   適量
・ 炊きたてごはん      適量

上記のものをブレンドするのみ。
(写真をおみせできないのが残念です)
火すら使わない超手抜きごはんです。

毎食上記の食事となってしまっては困りますが、こんな手抜き食もありですよ、
というひとつの例として見て頂ければと思います。


さて、「腎機能低下時に心がけるケアについて」。
たいそう長編になってしまいましたが、このシリーズでお伝えしてきた内容は、実は
腎機能低下時のみでなく、普段から健康を維持するために取組んでいただきたいこと
ばかりだなぁと、書き上げて感じました。
「水分摂取を心がける」

「悪いものはなるべく体に入れないor入れても出す」

「代謝を活性化させる(体温をあげる)」

手作りごはんをベースにお話ししてしまいましたが、決して手作りでなければならない、と
お伝えしたつもりはありません。

日々のケアで大切なことは、「長く続けられること」です。
無理なく、ストレスなく、長く続けられる方法を探して頂ければと思います。

なが〜い連載(?)におつきあい頂きまして、本当にありがとうございました。

それでは本日はこれで失礼致します。



今日もご覧になっていただきありがとうございました。

 

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2012年2月20日 (月)

リメイク31〜腎機能低下時に心がけるケアについて No4〜

こんにちは、KONTANIです。

今日はお知らせがいくつかあります。

まずは、ひとつめ!
2月21日発売のPETIO「ペット用シリコン食器」の付属レシピ、私が担当させていただきました!
調理後、そのまま食器として利用できるすぐれものです。
最近は、食育入門講座の調理実習時にも利用しています。

なかなか好評なんですよ♪

詳しくはこちらのページでご覧いただけます。
フィルウHP:http://www.filou.jp/news/petio.html
PETIOさんHP:http://www.petio.com/miam_miam/

 

ふたつめ!
2月10日発売の学研出版「うちのねこの気持ちがわかる本」に、
我がお店の花ちゃんと太郎くんが、看板猫として紹介されました!

プロの方の撮影のおかげで、
いつも以上に
美猫の花ちゃんと太郎くんを見ることができます。

え?親バカ?欲目?
いえいえ、親バカかどうかはぜひ雑誌を手にとってご確認ください♪

詳細はこちらでもご確認いただけます。
http://www.filou.jp/news/120214.html


みっつめ!
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ご質問はこちらのフォームからお受けしています。
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ご質問をお待ちしています!


※「獣医師KONTANIの一問一答」は、引き続きリメイクのみの更新を行わせていただき、
 新規のご質問はお受けしておりませんのでご了承ください。

お知らせは以上です。
それではブログのほうに移りますね。
 

さて、4回目にしてやっと「腎臓にやさしい食事」の本題までたどりつく事ができました。


本日は、腎臓が弱っているときに摂るとよい食材について触れてみたいと思いますが…
その前に、ブログを毎回読んでくださっている皆様はもうご理解頂けていると思いますが、
念のため、再確認させて頂きたいことをお伝え致します。

食事はあくまで病気に立ち向かうための「サポート」をするものであり、
病気を治すものではありません

「●●を摂取したら腎臓が良くなる!腎不全が治る!」という食材や調理法はないですし、
「腎臓に良いといわれている▲▲を食べさせても、数値が改善しない」などということもざらにあります。
 

残念ながら、食事で全ての問題が解決するわけではありません

ですが、食事を変えることで改善する問題があるのは確かです。


食事だけで病気が改善することが一番ですが、
食事だけですべてが解決できるはずと考えてしまうと間違ってしまうことがあります。

それを間違えないように支えていくのが、私の仕事になるわけですが…
なかなか文章で伝えきれないのが、文章力のなさ、もどかしいところです。
 

さて、それでは前回のブログでお伝えした
「kONTANI が考える、腎不全時に心がけたい食事」についてお伝えしたいと思います。

① 水分がたっぷり含まれている食事

② 毒物・老廃物をなるべく含まない食事

③ 代謝をアップする食事


 
それでは順番にいきましょう。
まず①から。

①水分がたっぷり含まれている食事
老廃物をどんどん排泄するために、たっぷりの水分を補給することが大切です。

おじややスープのように、食事そのものにたくさんの水分を含む調理法は積極的に取り入れるとよいでしょう。

また、せっかく水分を補給するなら、
野菜等の食材に含まれている水分を利用しないのはなんとももったいない!です。

大根、キュウリ、なす、トマト、冬瓜などが、水分の多い野菜として有名ですね。
りんごやスイカなどの果物(厳密にいえばスイカは野菜ですが)もよいと思います。


それらのみずみずしいお野菜を、弱火で蒸し煮にして
しみ出たお汁ごといただくもよし。
大根などはすりおろして、トマトやきゅうりはそのまま与えてもよしです。
※ただし、トマトやきゅうりなどの夏野菜は、身体を冷やす効果が強いですから
  温かいごはんに混ぜ合わせるなど、冷えない工夫は取り入れるとよいでしょう。



また、水分を摂取しつつ、利尿効果が高い食材も利用していただくと良いかもしれません。
・きゅうりや冬瓜などの瓜科のお野菜

・ハトムギ(実でもお茶でも)

・小豆(煮汁も捨てずに使うのがポイントです!)
・しょうが

などが利尿効果の高い食材としては有名です。

全部を食事に加える必要はもちろんありませんので、手に入りやすいものを選んで利用してみてください。


 
②毒物・老廃物をなるべく含まない食事

これは、頭ではわかっているけど、なかなか実行に移すのが難しいことだったりします。

現代の世の中で、すべての添加物や重金属を避けて生活することは困難です。
ただ、それを踏まえた上で、避けられるものは避けていくとよいでしょう。

たとえば、明らかに色づけされていたり、人工的な臭いが強い加工食品は控えた方がよいでしょう。

また、農薬も、現代社会において完全に排除することはできないだろうと考えていますが、たとえば有機無農薬野菜が手に入らなかったとしても、
・皮をむいて調理する
・キャベツ等は外側の葉っぱを何枚か使わない
・調理前にしっかりと流水で洗う
・一度茹でこぼす

などの処理をすることで、付着農薬、残留農薬はある程度排除できるでしょう。

病原体汚染に関しては、高熱処理をすることで、汚染を少なくすることができます。
 

とはいっても、上記の方法で100%の有害物質の排除はできるわけではありませんし、
さまざまな理由で上記の事柄を実践するのも難しいという方もいらっしゃるかもしれません。
金銭的にできることが限られてしまったり、時間的にできることが限られてしまったり、
環境的にできることが限られてしまったり…
 

できなければできないことも受け入れ、許容してください。
無理をしてなにかを続けるということは、とてもとても大変ですし、ストレスになります。
飼い主様が強いストレスを持つことは、ペットにとってよいものではありません。
そのストレスがペットにとって「この子のためにこんなに頑張っているのに」とプレッシャーになることもあります。

【できる範囲でできることを実践する、無理をしない、がんばりすぎない】
という意識が持てるかどうかは、実はとても大切なことだと思いますよ。

 

さて、ここまでだけでもずいぶん長い文章になってしまいましたので、
③代謝をアップする食事
…は次回とさせて頂こうと思います。

なるべく早く更新できるようにがんばりますので、応援どうぞよろしくお願いします!
それでは本日はこれにて失礼致します。

今日もご覧になっていただきありがとうございました。

 

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2012年1月26日 (木)

リメイク31〜腎機能低下時に心がけるケアについて No2〜

こんにちは、KONTANIです。
先日の大雪の時は、みなさま大丈夫でしたでしょうか?
私は見事にアイスバーンと化した場所ですってんころりん、転びまして、
脊椎がつぶれてしまったと本気で心配するくらいしばらく痛かったです。
皆様も、どうぞお気をつけ下さい。

さて、先日(といっても一週間以上前ですが・汗)、
2012年初の食育入門講座を開催致しました。
4名の方にご参加頂き、楽しく講座を勧めさせて頂くことができました。

食育入門講座では、参加した皆様の体験談をシェアして頂いたり、様々なご質問を頂くことによって
私自身の知識や語彙も広がっていき、とても有意義な時間を過ごさせて頂いています。

また、飼主様同士でも、手作りごはんを含めたペットでの苦労話をされていたりして
「なかなか食事について話を出来る人がいなくて〜」と、講座をきっかけに仲良くなって
その後もご連絡を取り合うようになってしまわれた方もいらっしゃいます。

食事に関わらず、意識を共有出来る方が傍にいるというのは、とても大切ですよね。
 

今年も、自分にとっても飼主様にとってもプラスとなる場として活用すべく、
月に1度のペースで入門講座を開催させて頂こうと思っておりますが、
「月に1度の開催だと予定が合いません!」
とお叱りを受けてしまうこともしばしばあります(汗)。

その場合、お二人以上でお申し込み頂けます場合には
ご希望のお日にち,お時間帯で講座を開催させて頂くことが可能ですので、ご遠慮なく仰ってください。
(※ただし、診察の予定等により、ご希望に添えない場合もございます)

 

 

 = = = = = = = お知らせです = = = = = = = = =  

   1/30(月)から2/3(金)までお休みを頂きます。
   詳細はHPをご覧下さい。

 = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =  


それでは!
今回はそれほどお待たせせずに更新ができました、
一問一答ブログに移りたいと思います。
 

前回は
「腎機能低下が生じているペットに対して、 
 食事を含めてどのようにサポートすることができると思いますか?」

という部分で終了とさせて頂いておりました。

簡単に前回の復習を致しますと、
腎臓は尿を製造する場所であり、尿を通して体内の老廃物/毒物を排泄するための

役割を持つ臓器です。



腎臓の機能が低下すると、老廃物が体外に排泄される量が低下することになり、

体の中に老廃物がたまりやすい状態となる、ということです。

そして、老廃物の溜まり具合によって、生命活動に様々な支障が生じてくるわけですね。

そのように理解をすると、腎機能低下が起きているペットに対しては、

その程度の大きい小さいこそはありますが、
いかに老廃物を体内にため込まないかが重要になってきます。


そのために、
1)そもそも老廃物になりやすい食材の摂取を控える

2)水分を摂取することで、尿からの老廃物の排泄量を増やし、蓄積量を減らす
3)代謝をあげ、腎臓に血流を回しやすくする事で腎臓が働きやすい環境を作る

ことを生活の中で実践していくことが大切になります。

この中でまず実践していただきたいなと思うのは
2)の水分摂取量を増やす事で老廃物の排泄を促すこと
です。

点滴なども、水分補給のひとつの方法ではありますが、
いかんせん、

病院に通わなければできないことを日々実践するのは人にとってもペットにとっても大変です。

軽度の症状であるなら点滴以外の方法で水分の補給を行うよう心がけるべきでしょう。

 
では具体的にどのような方法で水分摂取を増やすのか?という部分ですが…


単純に「水を飲んで」と言って飲んでくれるなら良いのですが、

そんなに簡単ではないことがほとんどだと思いますので、
水として摂取させるよりも
食事に水分をたくさん含ませて摂取させるとよいでしょう。


ドライフードをふやかして与えてみるのもよし、

ウェットフードにぬるま湯を足してスープのようにしてみたりするもよし。

お肉や野菜を煮て作ったスープを水分補給として食間に与えるのもよしです。

もちろん!

手作り食で水分たっぷりのおじややスープごはんを作ることもよしです。


そして、経口の水分摂取量を増すことができた後に、もうひとつ実践して頂きたいことがあります。

それは、
摂取した水分をスムーズに腎臓への血流として循環させることです。


では、そのためにできる事はなんでしょうか……?

 

ということで、本日はまたここまででおしまいとさせて頂きます!

続きはまた次回です!今日もご覧になっていただきありがとうございました。

 

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2012年1月14日 (土)

リメイク31〜腎機能低下時に心がけるケアについて No1〜

みなさま、すっかりすっかり遅くなってしまいましたが、
新年明けましておめでとうございます。 

気がついてみたら、3ヶ月も更新しないまま、2012年を迎えてしまっていました。
ブログひとつとってもこれだけ至らないKONTANIですが、
本年度もどうぞお見捨てなきよう、よろしくお願いいたします。
 

さて、今年の冬、KONTANIは「自然を感じるエコ生活」を心がけています。
具体的に言うと、暖房をなるべく使わない、冬の寒さを体感しつつ過ごす生活です。
(といっても自宅のみでの実施ですが)

どうしてこのような生活を行っているかと言いますと、
一番の理由は、節電を突き詰めていった結果、そうなった、というシンプルな理由です。

ただ、それ以外にもひとつ理由がありまして…
最近、犬や猫で「季節変化を感じていない子が増えたな」と思っていた、
ということがもうひとつの理由です。

「季節変化を感じていない」というのがどういうことかといいますと…
 
たとえば柴という犬は、もともと防寒のための下毛を豊富に持っている犬種です。
寒さを感じ始めると、体が反応して下毛をもさもさと生やし、防寒体制を整えます。
それが、寒くて雪の降る日本の冬を越すための柴犬の進化の形でもあるわけです。

それなのに、最近の柴犬の中には、
真冬に突入しているという状況なのに、冬毛があまり生えてこない子がいます。
暖房が充実している現在の状況で、「下毛は必要ない」と体が判断してしまい、
冬毛が生えない(でよい)状態になってしまっているのですね。
「冬になると、毎日こたつにもぐっちゃうんです」という、なんとも幸せな環境にいる子の場合、
外の気温は低くなっているのにも関わらず、毛量が増え始めていた秋の状態から一転、
夏毛に戻ってしまうという場合もあります。

そうすると、結局自分の力で保温をする力が弱くなるため、
結果として冷えやすい身体を作ることになってしまうのでは?と常々感じていました。

そして、それほど季節感のない生活を過ごしてしまっている、というのは、
犬だけではなく人間にもいえることなはずだと考え、身体を甘やかす環境を改めてみよう、
と思ったのがエコ生活を始めた第二の理由です。

「身体に影響を及ぼすものを排除するだけではなく、
 そもそも影響を受けにくい身体を作ればいいのだ」

という、そもそも食事をお伝えするときのスタンスを環境にも当てはめてみた、という事です。
  

さて、今までの便利な生活に埋もれてしまっていましたKONTANIですが、
エコ生活のおかげで「体を温めること」をずいぶん意識/努力するようになりました。

 こまめに体を動かすこと、
 お散歩をただ歩くではなく、早足やジョギングで行うこと、
 体が温まる料理や飲み物を積極的にとること、
 お風呂にしっかりつかって体の隅々まで温めること、

 
箇条書きにすると「なんだ、私が常々皆さんにお伝えしていることじゃないか(汗)」
と思うのですが、その当たり前のことがあまり出来ていなかったことに気がつきました。
(暖房で気温が高い部屋では冷たい飲み物を飲みたくなったり、
 体が冷えたと感じないと、お風呂じゃなくてシャワーでいいやと思っていたり)


こんな私との寒々生活に付き合わなくてはいけない花ちゃんと太郎くんですが、
彼らは全身の毛をふくらませて完全な【防寒体制】になっています。

寒いんだろうな~とは思いますが、去年に比べてかなり活発に動いているので、
私と同じで「寒ければ動けばいいんだ!」という発想が生まれたのかもしれません(笑)


そして、ゆっくり暖をとりたい時には、二匹ともぴったりと私にくっついてきてくれます。
これまた寒さの中のささやかな幸せだったりします♪

皆様も、「自然(と猫)を感じるエコ生活」いかがですか??

  
 

さてさて、すっかり長くなってしまいましたが、
今年初のリメイク回答に移りたいと思います。


【Sさまからのご質問】


我が家の犬は11才のオスです。
腎臓があまり良くないようで、点滴に週2回通院し腎サポートを食べさせていますが、
手作り食で腎臓に優しい食事は有りませんか?

 

【Mさまからのご質問】


うちの犬は11才のスプリンガースパニエルで、腎臓が弱ってきていると言われています。
わかったのは約3年前です。

それでそんな犬向けの手作り食を何種類か教えていただきたいのです。

本などにも載っていますが、たいてい1、2つのメニューです。

何種類か教えていただければ、毎日それらを順番に与え、手作り食に切り替える
決心ができそうです。現在は腎臓サポートフード(ドライ)にトッピングをしています。
トッピングはイワシ、さば、薩摩芋、小豆、かぼちゃ、人参、大根、納豆、豚肉などです。

現在の症状をお話しますと、血液検査ではまだ悪い数値はなく尿検査で比重が低く、
1.015ー1.020あたりを前後しています。

症状的には、午前中は寝ている事が多く、朝のお散歩をあまり行きたがらない事と
(夕方は30分から1時間行きます)走る事が減ったくらいで、若い時よりも疲れやすく
なったなあと思う事です。

近所に手作り食をアドバイスしてくれる獣医さんがおらず、腎臓の事もあるので
素人の知識では不安で、手作りに切り替えられずにいます。

どうかお力を貸して下さい。お願いします。

 

【Answer】

どちらのご質問も、「腎臓に良い食事を教えてください」という内容ですね。

ただ、一言で腎臓に良い食材/レシピと言っても、
腎臓がどの程度機能しているのか?
腎臓がどれくらい弱っているのか?

などの状況がわからない状況では十分なアドバイスはできません。

つまり、お二人のご質問は、内容が同じに見えても、抱えている症状の程度により
お伝えさせて頂く食事内容が異なってくる可能性がありますし、
そもそもその状況をきちんと把握出来ない状況で具体的なアドバイスは行えません。

ですので、食事内容云々をお伝えする前に、まずは
【腎臓】という臓器がどのような働きをする場所であり、
【腎臓が弱る(機能が低下する)】というのはどのような状態なのか?

をブログを通してお伝えしたいと思います。
 

ということで
まず【腎臓とは】という部分からお話させて頂きます。
 

腎臓とは、体内の血液を濾過・精製して尿を製造する場所であり、そして、
尿を通して体内の老廃物・毒物を排泄するための臓器でもあります。

腎臓というのは、ごくごく単純化してお伝えすると、「ざる」状の臓器です。
単純に「ざる」といっても、腎臓のざるは非常に優秀で高精度なので、
循環している血液中から体にとって必要な物質と必要でない物質を正確に選びとり、
必要な物質は再吸収し、余分な老廃物や過剰なミネラルは尿と一緒に排泄しています。

その腎臓のざるの目が何らかの原因でつまってしまうと
体の中から充分に老廃物を出す事ができなくなってしまうため、
老廃物や毒物などが血液中に蓄積していくことになります。

腎臓が良くない状態、というのは体の中に老廃物がたまりやすい状態と言うと
わかりやすいかもしれません。

 ※よく腎臓の機能評価に使われる尿素窒素(BUN)やクレアチニン(Crea)は
  老廃物の一種であり、腎臓の機能が低下し排泄が十分に行われない場合には、
  それらの血液濃度が増加します。

  そのため、腎臓の排泄機能がどれくらい機能しているのかの簡易的な目安となり、
  尚かつ検査が簡便であることから、腎機能のスクリーニング検査として
  頻繁に利用されています。
 (ただ、腎臓に異常がなくても尿素窒素やクレアチニンが上昇する場合もあり、
  これらが高いことがイコール腎機能不全ということでもありません)



身体の中に老廃物がどんどんたまっていく…
決して良い状態でないことはご理解頂けると思います。
腎臓の機能が低下している時に一番重要なことは
「いかに体内に蓄積する老廃物を減らしていくか」ということになります。
食事の考え方も同じで、
●体内にたまった老廃物の排泄を促す食事
●体内に老廃物を作りにくい食事
を意識することが大切です。
 

また、腎臓という臓器は、肝臓と違い、再生しない臓器です。
どういうことかといいますと、
腎細胞の数は一生のうちに減ることこそあれ増えることがないので、
腎臓の働きができる細胞は日々減少していく、ということです。

つまり「腎臓に良い食事」というのは
「腎臓の破壊をなるべく少なくする食事」/「腎臓機能低下に伴う症状を緩和する食事」
を意味し、決して「腎臓を治す食事」ではないことを認識しておく必要はあります。
 

それでは、上記にお伝えさせていただいたことを踏まえて、皆様に質問です。

「腎機能低下が生じているペットに対して、 
 食事を含めてどのようにサポートすることができると思いますか?」

 ・
 ・
 ・

本日はあえてこの部分で終わりにしてみたいと思います。
 
 

レシピや食材をお伝えする事は簡単です。
でも、腎不全という病気を少しずつでも理解していかなければ、
どれだけの食材やレシピを知っていたとしても不安は取り除く事は出来ません。

私の役割というのは、レシピや食材を伝えるという表面的なことではなく、
病気についての理解を深めていただくことで、
飼い主様ができることを増やすお手伝いをすることことだと考えています。

といっても、私が子のブログでお伝え出来る事はほんとうにわずかで微々たるものですが、
そのわずかな中でもなるべく「腑に落ちる」ようにお伝えしたいなぁと常々思っています。
まあ、そう思いつつも、自分の遅筆と文章力のなさに嘆く毎日です(涙)

 

ということで、本日のブログはここまでとさせていただきます。
(確約はできませんが)なるべく早くに次回のブログも更新したいと思います!


今日もご覧になっていただきありがとうございました。

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2011年9月17日 (土)

リメイク27〜食事の効果は?〜

みなさまこんにちは、KONTANIです。

やっと9月になって気持ちのよい季節になったなぁと考えていたら、また残暑がぶり返して暑い毎日ですね~。
カラッとしているおかげか、台風前のじめじめしている時期よりは過ごしやすいかなぁと思っていますが、
それでもこの残暑でまた熱中症が発生しているようですから、皆さまお散歩や室温には十分ご注意を!

さて、本日は花ちゃんと太郎くんのメディアデビューのお知らせです!

9月24日(土)、午前11時40分から
フジテレビの「ペット百科」に花ちゃんと太郎くんが出演します♪

 
可愛く映して頂いていると思いますので(親ばかです)、
2匹のデビューをぜひ見て頂ければと思います^^

その他、おしらせです。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 おしらせその1
 
 【食育入門講座開催のお知らせ】

   2011年9月28日(水)/10月30日(日)に、食育入門講座を開催致します。 
   詳細はHPにてご確認ください。 
   
 →http://www.filou.jp/food/index.html
 

 おしらせその2
 
 【10月の連休のお知らせ】

   2011年10月18日(火)〜10月21日(金)まで、お盆休みの振替としてお休みさせて頂きます。

 

おしらせその3

 【KONTANI不在のお知らせ】
   10月、11月、KONTANI不在のためクリニック業務をお休みさせて頂くことがございます。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 

それでは、リメイクの回答に移りたいと思います。

 

【Question】

黒柴犬10ヶ月メス、5ヶ月すぎて目口鼻の周を痒がり、インターフェロン療法を始めました。
3ヶ月経って、またあごの下、足の指の間が非常に痒いようで、常になめて噛んで真っ赤になっています。
食事は、手作り食とドックフード少しで す。どんどんひどくなるようで、不安です。
手作り食だけで、改善できた例が、ありますか。
また、インターフェロンを追加した方が良いのでしょうか。教えて ください。
 

 

【Answer】

皮膚トラブルというのは、そのトラブルを持つペット自身も、それを見ている飼主様をも消耗させるものですよね。
それ故、様々な選択肢の提示に迷ってしまったり、現在の治療に対しての悩みというのも多く出て来てしまうと思います。

最初に、飼主様が問いかけられている
> 手作り食だけで、改善できた例が、ありますか。
というご質問ですが、
改善できる例もありますが、全ての例で改善されるわけではありません。

 
こう言ってしまうとがっかりされる方がいらっしゃるかもしれません。

でも、手作り食はあくまでも【基礎体力を底上げする】ためのものであり、
手作り食そのものに【病気の治療効果】を求めてしまうべきではないと考えます。
 

私自身が「手作り食による状態改善が生じる場合」を
どのように捉えているのかといいますと

○手作り食/生活習慣の改善
    ↓
○基礎体力(抵抗力)が底上げされる
    ↓
○体の「代謝機能/修復機能」が活発化する
  (自然治癒力の向上)
    ↓
○状態が正常化の方向に近付いて行く
    ↓
○ 治 癒(もしくは良化)

という流れとして考えています。

体の基礎が整えば、生き物の体には自然治癒力が元々備わっており、それを十分に引き出す事が出来るようになります。
その自然治癒力を引き出すためのひとつの方法として手作り食という選択肢があるという考え方です。

フィルウにご来院なさる皆様の中にも、
「手作り食だけで100%病気を治すぞ!」という気合いが入った方がいらっしゃいますが、
その場合はむしろ、お話ししてクールダウンして頂きます。

実際のところ、
手作り食だけで自然治癒力のスイッチが入り状態が改善することもあれば、
手作り食だけでは十分に状態を持ち上げきれないことも、あります。


手作り食に切り換えて1ヶ月もたたないうちに効果がでてきた子もいれば、
3年以上かけてゆっくりゆっくりと状態を整えている子もいます。
また、手作り食を取り入れて頂いても、残念ながら効果が認められない子もいます。
 

今回のご質問者様のワンちゃんに対して、どのような治療を選択し進めていくのがよいかは、
直接診察させて頂いたわけではないため適切に判断する事はできないのですが、

> 食事は、手作り食とドックフード少し
> どんどんひどくなるようで不安

と記載があることから考慮すると、
食事内容や生活習慣などをもう少し詳しくお伺いしないとなんとも言えない部分ではあるにしても
食事だけで解決しようとすると時間がかかる(または、それのみでは解決が厳しい)ケースかもしれない、
とも思います。

ただ、だからといって手作り食を取り入れることに意味がないわけではありません。
手作り食を取り入れる事で、大なり小なり自然治癒力の向上は期待出来ますので、
飼主様のご負担にならず、ワンちゃんが手作り食をおいしく楽しんで食べる事ができるようであれば、
手作り食はぜひ続けて頂ければ、と思います。

 

※インターフェロンによる治療に関しましては、文面だけで、必要かどうかの判断はできませんので
お答えはしかねます。

はやくワンちゃんの痒みが治まって、良くなりますように、祈っています。
 
  

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。
今日もご覧になっていただきありがとうございました。

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2011年4月25日 (月)

リメイク22〜フィラリアの投薬期間について〜

いつの間にか桜が散ってしまいましたね。
私は桜が大好きで、毎年ちょこちょこと足をのばして桜を愛でてくるのですが、
今年は東京に来て初めて、井の頭公園にお花見に行ってきました
(お花見と言っても、昼間にお散歩がてら通りぬけた程度ですが)。

井の頭公園は「お花見」というよりも「宴会場」というイメージが強く、
正直あまり期待せずに足を運んだのですが、
いやいやどうして。川沿いから見える桜並木は絶景!でした。

「ああ、この景色なら、混雑していても見にくる気持ちがわかるな~」と、
素直に感動。

今年も美しい桜を見ることができたことに、感謝します。
 
 

それでは、リメイクの前にお知らせです。
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * ** * * * * * *

 おしらせその1
 
 【食育入門講座開催のお知らせ】

   2011年5月7日(土)、6月13日(月)に、食育入門講座を開催致します。 
   詳細はHPにてご確認ください。 
   
http://www.filou.jp/food/index.html
 

 おしらせその2
 
 【消費税設定変更のおしらせ】

  2011年4月より、消費税を内税清算より外税清算に変更させて頂きました。
  ペットホテル、トリミング、クリニックの変更後の料金はHPにてご確認下さい。
 
   
http://www.filou.jp/
 

 おしらせその3
 
 【狂犬病予防接種登録更新のお願い】
 フィルウでは、ドッグホテルご利用の際には
 狂犬病予防接種証明書の提示を義務づけさせて頂いております。
 次回のドッグホテルをご利用の際には、
 2011年度狂犬病予防接種証明書をご提示下さい。

 また、病気治療中/加齢などで
 予防接種ゆうよを受けていらっしゃる場合には、
 かかりつけの動物病院からの「狂犬病予防接種ゆうよ証明書」
 をご提示下さい。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
* * * * * * *

それでは、リメイクの回答に移りたいと思います。


【Question】

手作りとはあまり関係ないのですが、フィラリアのお薬っていつまで飲ませるべきなんですか?
インドの虫よけを使っているから、蚊には刺されていないと思うのですが…。

 

【Answer】

手作り食には確かに関係ありませんが(笑)、
ちょうどフィラリアの予防が始まる時期で大切なことですので、
張り切ってお答えしてみようと思います。

まず、しっかりと理解しておいて頂きたいのですが、
フィラリアのお薬は、フィラリア駆虫薬です。
厳密に言いますと、フィラリアの『幼虫の一部』に駆虫効果があり、
薬を飲んだ時点で体の中に存在しているフィラリア幼虫を駆虫する効果があります。

つまりどういうことを理解して頂きたいのかと申しますと、
フィラリアの駆虫薬はその他の駆虫薬(虫下し)と同じく飲んだその時に効果を出す薬であり、
決して飲んでから一カ月間の間、フィラリア感染を予防し続けるお薬ではないのです。

現在は1ヶ月に一度のお薬投与が一般的なため、飼い主様の中には
「飲んでから一ヶ月間は効果が持続する」と誤認されている方もおられますが、そうではありません。
薬自体は体内からは2~3日で排泄されてしまいます。


そういったお薬の特徴を考えると、「フィラリアはいつまで?」というご質問に関しては、
蚊がいなくなってから最後の1回を飲ませるが私からの回答になります。
(なぜ蚊の発生時期を目安にするのかと言いますと、蚊がフィラリア感染の媒体になるためで、
 蚊が存在する間はフィラリアに感染する可能性があるためです)

蚊がいつまで存在しているのか、ということに関しましては
●住んでいる地方(暑い地域か、涼しい地域か、など)
●住宅付近の環境(住宅街か、高層マンションか、川沿いか、など)
●ライフスタイル(山や海、川など、自然の多い場所に遊びに行くことが多い、など)

などの環境の違いにより、蚊が発生している期間が変わりますから、
それに応じて投薬が必要な期間が変わってしまうわけで、
一概に▲月までの投薬で大丈夫です!とはお伝えできません。

また、インドの虫よけも100%の忌避効果を期待できるわけではありませんから、
インドの虫よけを使っているからと言ってフィラリアのお薬を使わなくていいわけではありません。

インドの虫よけは、あくまで補助的なものです。
環境やライフスタイルに合わせてきちんとフィラリア薬の投薬も行って頂くべきだと私は考えます。

 

ご質問のお答えになりましたでしょうか?

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。
今日もご覧になっていただきありがとうございました。

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