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2017年4月

2017年4月30日 (日)

フィラリアの予防について その2

       
松岡麗子先生のハーブセミナーを
光が丘店で開催いたします!
詳細はこちらをご覧ください!
「ハーブ講座開催のおしらせ」

       

 

みなさまこんにちは、KONTANIです。

気がつけばすでにゴールデンウィークに突入ですね!みなさまは何連休でゴールデンウィークを楽しまれるご予定ですか?

ペットホテルやトリミングのご希望がございましたら、フィルウにお気軽にご連絡くださいませ^^

 

さてさて、前回は『フィラリアについて』と『フィラリアに感染してしまった場合の危険性』についてお話させていただきました。

前回、恐怖心をあおるような文章を書いてしまったかなと思いますが、実際のところ、現在においてはフィラリア感染率および死亡率は劇的に下がっています。これは、フィラリアに有効な薬が開発されたことが大きな理由です。

実際、臨床の現場にいてもフィラリアに感染している犬をみかけることはほとんどなくなりました。首都圏に限られる状態かもしれませんが、それでも日本全国でフィラリア症の犬を見かける機会は過去に比べて確実に減っていると思います。
 

では、そんな画期的な薬であるフィラリアの薬はどのようにフィラリアに効果があるのか?を説明してみたいと思います。

そもそも、フィラリア病についてわかりにくくさせているのがフィラリア予防薬の“予防”という言葉だと思います。 獣医さんがフィラリアの錠剤を処方するときには、たいてい「月に1度、きちんと投与してくださいね!」と伝えます。 同じ寄生虫予防薬であるノミダニ予防の薬は、投与してから1ヶ月間効果が持続するため、同じように投薬後1か月間効果が持続すると考えられている方が多いだろうと思いますが、実はフィラリアの薬の効き方はノミダニの薬とは違います

フィラリアの薬は、フィラリアの感染自体は防ぐことが出来ませんが、感染してきたフィラリアが血管・心臓・肺動脈に進んでいく前に食い止める(つまりその段階でのフィラリアを駆除する)ものです。なので、正式には「予防薬」ではなく「駆虫薬」になります

“体にたまったフィラリアを、投薬したタイミングで一掃するもの”と表現すると伝わりやすいでしょうか?

投薬した時点で皮膚やら筋肉やらに寄生している幼虫を駆除しますが、効果は持続しないので、フィラリアの薬を飲んだ後にフィラリア感染蚊に刺されててしまった場合は、そのときに感染した幼虫を殺すためにまた一ヵ月以内にフィラリア予防薬を投与する必要があります。
 

なので、フィラリアの錠剤の投薬期間としては、 蚊が発生し始めてから「そろそろ最初の1回をのませましょう!」って話になりますし、 蚊が最後に出てから1ヶ月後に「そろそろ最後の1回をのませましょう!」って話になります。

そのため、地域や住居環境により、フィラリア薬の投薬期間が変わってしまうという事態が生じるんですね。
 

錠剤とは別に、注射薬も販売されています。 こちらも錠剤と作用機序は同じで体内に入り込んだ幼虫を駆除するものですが、錠剤との違いは、薬剤成分に加工を行うことで注射した成分が長期間体内にとどまり、徐々に放出される仕組みになっているため、常時(半年間)駆除が継続して行われます。

※経口タイプ・注射タイプのどちらにもメリットデメリットがありますので、どちらがより良い薬なの?と尋ねられてもお答えしかねます、ゴメンナサイ。

 

さてさて、ざっと薬の作用機序についてお話させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
次回が最後になる(はず!)と思いますので、もうしばらくお付き合いくださいませ!

 

KONTANI 拝

           

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2017年4月19日 (水)

フィラリアの予防について その1

       

松岡麗子先生のハーブセミナーを
光が丘店で開催いたします!
詳細はこちらをご覧ください!
「ハーブ講座開催のおしらせ」

       

 

みなさまこんにちは、KONTANIです。

だいぶ暖かくなりましたね!
過ごしやすい時期になったな〜と思っていたら、ふお〜んと飛んでいる蚊を発見。
ああ、もう蚊が出る時期になったんだ!とちょっと身が引き締まりました。

 

蚊といえばフィラリアに直結して考えてしまう私は職業病だなと思ったりしますが、大事なことなので、この機会にフィラリアの予防についてお話ししてみようかと思います。

 

代替医療にかかわるお仕事をさせていただいているためか、飼主様からよく「フィラリアのお薬は飲ませなきゃダメでしょうか?フィラリアのお薬に変わる、体に負担がないものはないでしょうか?」というご質問をいただきます。
やはり、必要とはわかっていても、毎月毎年お薬を飲ませ続けなければならない、ということに対してご負担に感じられる方が多いようです。

なるべくならお薬を飲ませたくない、というご不安やご心配はよく理解できるのですが、ただ、私はフィラリアの薬は飲ませるべきだと思います。

それはなぜか?ということをお伝えしようとすると、そもそもフィラリアとはなんぞや?というところからお話しする必要が出てきますのでちょっと長くなってしまいそうですが、皆様、よろしければお付き合いください!

 

まずは《フィラリア》というものについてお話させていただきますね。

フィラリアは正式名称を「犬糸状虫」といい、犬(や猫)の体内に寄生する“寄生虫”の一種です。
フィラリアは体内で成長し、そのうち心臓や肺動脈に住み着きます。そうめんのような形状をしており、成虫になると最長30cmほどにもなります。

最長30cmって、結構な長さですよね!
そんな大きな寄生虫が心臓や肺動脈に住み着いてしまったら、血液の流れが悪くなったり心臓や肺動脈になんらかの障害が生じてしまうのはなんとなくイメージしていただけるのではないかと思います。

それでも、少数の感染でとどめることができれば大きな問題とはならずにやり過ごすことはできますが、感染を繰り返し寄生するフィラリアの数が増えてしまうと、心臓や肺動脈の機能異常を起こし、命にかかわるトラブルに発展してしまいます。
実際、一昔前の犬の死因として、フィラリア症はかなりの割合を占めていました。“犬の成人病”といわれるほどよく見かける病態でもあったのです。

フィラリア感染が他の寄生虫感染症と比べてやっかいだなと私が感じるところは大きくふたつあります。
ひとつは「感染しても重篤化するまで症状がでないこと」
もうひとつは「成虫まで成長してしまうと簡単に駆虫ができないこと」です。

腸に住み着く寄生虫に感染した場合であれば、下痢をしたり血便をしたりすることで発見できることが多いです。また、駆虫薬で駆除しても便で一緒に排泄されるので、スムーズに治療が進みます。
ですが、フィラリアは血管内に寄生しているため、痛みや不快感などの症状が表れにくいこと(犬的にはあるかもしれませんが、私たちにはわからない)と、すでに心臓に成虫が存在している状況でフィラリアを駆虫してしまうと、フィラリアの死骸が血液に乗って全身にめぐり、末端の血管に詰まってしまうことがあります。
血管詰まってしまうと、詰まった先の部分に血液が流れなくなってしまいますから、その先に存在する臓器や組織が壊死してしまうという怖い事態が生じてしまうことになってしまいます。

※万が一、成虫感染を起こしてしまった場合には手術となる場合もありますが、心臓にフィラリアが寄生しているということはそれが原因で心臓が弱っているということですから、手術の負担や危険性も相当なものです。それなのになぜ手術をするのかというと、危険だろうが負担がかかろうが、手術しなければどうしようもない状態ということなんです。
獣医としては、そんな状態になる前に食い止めたい、そう思います。

 

フィラリア…最近は感染している犬を本当に見かけなくなってしまったので、危機感を感じない環境になってしまったなと思いますが、本当に怖い病気です。蚊に刺される環境があれば、年齢や健康状態などの条件に関わらず、どんな犬でも感染する可能性があるということもあわせてご理解ください。

とりあえず本日はここまでで!
次回は予防薬についてお話しできればと思います。
なるべくスムーズに更新できるように…頑張ります!

 

KONTANI 拝

           

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2017年4月 2日 (日)

松岡先生のハーブセミナー開催のお知らせ

こんにちは、KONTANIです。

4月から、フィルウのセミナースペースを利用して、松岡麗子先生のハーブ講座を開催させていただくことになりました。

全4回、それぞれ内容は異なり、一回一回での受講ももちろん可能です。

4月13日(木) : 肝臓強壮チンキ講座
4月20日(木) : 手作りごはん・食材選び講座
5月11日(木) : シニア期のチンキ講座
5月25日(木) : 免疫力アップ講座

 

〜内容紹介〜
第一回 4月13日(木)

「肝臓強壮ハーブでチンキ剤を手作りしませんか?」

4月になり、そろそろ狂犬病の予防接種やフィラリア・ノミダニ予防の季節になりますね。
それらはさまざまな危険から身を守るために必要なお薬ではありますが、解毒組織である肝臓にはやはり負担がかかります。
西洋の漢方とよばれるメディカルハーブを使って、肝機能をサポートしましょう!常備薬としても備えておくと便利です。

【受講料】 6000円(チンキ剤材料費込み)

【持ち物】ハーブチンキ剤を持ち帰る用のガラス瓶(200ml程度)を煮沸消毒してお持ちください。


第二回 4月20日(木)

「食材の持つ力を、薬膳学やメディカルハーブを通して考えてみませんか?」

手作りごはんの主な食材は、肉・魚などのタンパク源、穀類などの炭水化物、野菜、果物、油脂。これらの働きを考えてみましょう!

  講座内容
  ・手作りごはんのメリット
  ・食材の選び方
   食材の四性五味
   野菜のフィトケミカル
  ・おやつにも大切な食事に

【受講料】 5700円
受講者の方には薬膳おやつをプレゼント!

 
第三回 5月11日(木)

「シニア犬をケアするハーブチンキ剤手作り講座」

高齢犬へのハーブ療法は、加齢に伴って低下する機能を強壮します。栄養補助として使われるハーブ、免疫機能を高めるハーブ、肝臓強壮ハーブ、泌尿器系機能を強化するハーブ、神経系強壮作用するハーブなどがサプリメントとして利用されています。シニア期に使われるメディカルハーブオート麦、ホーソンベリー、イチョウ、マシュマロウ、アルファルファを使ったチンキ剤を紹介します。
チンキ剤を手作して健康維持に役立てて下さい。

【受講料】 6200円(チンキ剤材料費込み)

【持ち物】ハーブチンキ剤を持ち帰る用のガラス瓶(200ml程度)2個を煮沸消毒してお持ちください。


第四回 5月25日(木)

『免疫力アップ講座』

体に侵入した病原体の攻撃から体を守る仕組み“自然免役“はあらゆる生物に
備わっています。この免疫の力は加齢とともに衰えていきます。免疫力が下が
るとあらゆる病気を発症するリスクが高まります。免疫力を高めて病気の予防
に役立てましょう!

講座内容
  1)自律神経のバランスと免疫力
  2)腸内環境と免疫力
  3)免役を活性化する食餌
  4)適度な運動
  5)薬の影響

【受講料】 5700円
受講者の方には腸内環境を整えるバイオジェニクをプレゼント!


** メディカルハーブとは?? **
ハーブはよく効くけれど、メディカルハーブってなにか違うの?
という疑問を持たれる方がいらっしゃるかもしれません。
大義ではハーブの中にメディカルハーブが含まれます。メディカルハーブは健康維持や病気の予防・ケアなどに用いられる、何らかの機能を有するハーブを意味しています。

ハーブは身近にあるものですが、以外にその使い方・効能などは知らないことだらけですよね。松岡先生のセミナーでは、ハーブをメインに、手作り食や中医学の知識をおりまぜたもりだくさんな内容です。ご興味のある方は、この機会にぜひ受講されてみませんか?
 

受講をご希望の場合は、松岡先生のホームページ内お問い合わせメールよりお申し込みください。

                         

松岡先生のホームページはこちら → https://www.dogcafe-bale.com/                         

                         

皆様からのお申し込みをこころよりお待ち致しております!

KONTANI拝
 

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