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2016年7月16日 (土)

Q&A 猫の手作りごはんで気をつけること

こんにちは、KONTANIです。

本日は久しぶりにご質問をいただきましたので、声紋分析についてのうんちくは一旦お休みいたしまして、そちらに回答させていただきたいと思います!
 

それではご質問です。

初めて質問させていただきます。
私はもともと犬を飼っていまして、自己流手作りごはんを作って犬との生活を楽しんできました。それが、1ヶ月前に子猫を拾い、子猫が私たちの生活に加わりました。
おかげさまで子猫も元気で我が家にも慣れて(犬も猫に慣れて)大変ながらも楽しい日々を送っていますが、できればそのうち猫さんにも手作りごはんを作りたいなぁと思っています。ただ、今まで犬用の手作りごはんしか作ったことがなく、猫の手作りごはんに関しては知識がありません。犬の手作りごはんとは違う点・猫の手作りごはんで注意すべき点などあればご教授いただけると嬉しいです!

どうぞよろしくお願いいたします!

 

こんにちは、ワンコさんとニャンコさんと生活されているんですね!賑やかで楽しく幸せなおうちを想像してニヤニヤしてしまいます。

さてさて、猫の手作りごはんでの注意点を知りたいとのことですね。
それほど大げさに違いをつけなければいけないわけではありませんが、確かに犬と猫ではちょっと違う部分があります。その部分をあらかじめ理解しておくと、確かに安心ですよね!

ということで、KONTANIが分かる範囲で犬と猫の違いをピックアップさせていただきますね。

 

●猫の腸は短い
《腸管:体長比》は、犬が6:1猫が4:1だそうです(参考までに、人は12:1)。

人に比べれば犬と猫はどちらも腸は短いわけですが、猫はよりいっそう短いということがお分かりになっていただけるかと思います。

腸が短いと、消化に時間が掛かる植物(野菜)は消化吸収しにくいわけです。つまり『猫は野菜の消化が人間や犬よりも苦手だ』ということは理解しておいていただくと良いと思います(ただし「野菜の消化が苦手」=「野菜を食べられない」ではありませんよ!消化吸収しやすい形に工夫することで、ちゃんと野菜から栄養補給もできます)。

なので、ワンコが食べても平気だからと同じ感覚で猫さんに野菜を与えると、ケポッと吐いてしまったり、ウンチの中に未消化な野菜たちが出てきてしまったりすることがあるかもしれません。
その場合は「食べられないものを与えてしまった」と落ち込むのではなく「どうやったらこの野菜を消化吸収させることができるだろう?」と思ってもらえたらと思います。


●猫は肉食動物

ほとんどの人はご存知かと思いますが、猫は肉食動物です。
動物性の食材を摂取しないと補えない栄養素がいくつかありますので上げてみます。

【タウリン】
タウリンは、アミノ酸の一種です。欠乏すると、失明したり心筋症を引き起こす可能性があることで知られています。

人や犬は体内でタウリンを合成することができますが、ネコは体内で合成することができません。そのため、食事からタウリンを摂取する必要があります。タウリンはイカやタコ、ホタテ、アジなどの魚介類に多く含まれます。肉類の中では、鶏の胸肉にもたくさん含まれます。
 

【リノール酸・アラキドン酸】
リノール酸とアラキドン酸は、n-6系不飽和脂肪酸の一種です。欠乏すると、繁殖機能や美しい被毛の維持に影響が現れます。

犬や人はリノール酸を摂取すると、それからアラキドン酸を合成することができますが、猫はリノール酸からアラキドン酸を合成することができません。そのため、リノール酸だけでなくアラキドン酸も食事から摂取する必要があります。
リノール酸は植物性の油に含まれますが、アラキドン酸は動物性脂肪の中にしか含まれていません。

※不飽和脂肪酸について知りたい方はこちらもどうぞ。
「院長よもやま話その19 オイルシリーズ3」

 

  【ビタミンA・ビタミンB】
人や犬では
★βカロテン→ビタミンA(レチノール)
★トリプトファン→ビタミンB3(ナイアシン)

の合成が可能ですが、猫はそれらを合成する力が非常に弱いため食べ物から摂取する必要があります。

ビタミンAはレバーや卵などに、ビタミンB3は魚介類に多く含まれています。

いかがでしょう、猫が動物性の食材を摂取しないといけないと言われる理由がわかっていただけましたでしょうか?
ということで、猫にベジタリアン生活を求めるのはオススメしません!

ちなみに、犬は動物性の食材を必ずしも摂取しなくても植物性の食材から体内で栄養素を合成することができるため雑食動物と言われることもありますし、個体によっては植物性の食材だけでも問題なく生活できる子たちもいますが、やっぱり動物性蛋白を食べたほうが体を作る上で効率が良いのは間違いありませんので、個人的には「雑食に限りなく近い肉食動物」かなと思っています。
なので、犬にもベジタリアン生活はあまりオススメしません!

 

●猫に発症する『黄色脂肪症(イエローファット)』

ネコには黄色脂肪症という病気があります。これは、酸化した不飽和脂肪酸の過剰摂取によって引き起こされる病気です。不飽和脂肪酸は魚、特に青魚に多く含まれるため、青魚を大量摂取する生活を送っていると黄色脂肪症を発症するリスクが上がります。

※不飽和脂肪酸の酸化を防ぐビタミンEを一緒に摂取することで予防が可能です。
「院長よもやま話その21 過酸化脂質について」

過去には、日本の猫は魚を食べる機会が多く、それゆえこの黄色脂肪症に罹患している猫も多かったのですが、キャットフードが普及したことで非常にこの病気の発症率が下がりました。

猫の手作り食では、魚を常食するのであればビタミンEを添加することをおすすめします。

ということで、ざっと犬猫の違い、注意点についてピックアップしてみました。
これからの猫ちゃんの手作りごはんライフに何かの参考になれば幸いです。
ぜひぜひ犬猫人の生活を楽しんでくださいね〜^^

本日もご覧いただきありがとうございました。
 
 
KONTANI拝
 
 
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