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2015年10月18日 (日)

過酸化脂質の危険性

オイルのお話を何回かに分けて行わせていただいたので、関連して“脂質の酸化”についてお話してみようと思います。
 
 
酸化というのは、簡単にお伝えするなら物質に酸素がくっつく化学反応のこと。 もう少し難しくお伝えするなら、物質から電子を奪う化学反応です。電子を奪われた物質は変性してしまうため、正常な役割を果たせなくなるなります。
 
たとえば、
 
 錆びた鉄。
 味が劣化したワイン。
 リンゴの変色。
 
などが身近な酸化反応かと思います。これら酸化反応は、放っておいても決して元の状態に戻ることはありません。そして、このような酸化反応が私たちの体の中でも日常的に起こっていて、体調不良の原因にもなっているわけです。
 
その上で理解しておきたいことは、酸化は体に対する絶対悪ではないということです。
 
私たちは生命活動を営むために必要なエネルギーを作り出すために、酸素を必要とします。具体的には、酸素による酸化反応を利用して、細胞活動に必要なエネルギー(ATP)を作り出すため、酸化反応がなければ私たちは生きていけません。酸素と酸化は、私たちの生命活動を維持するためになくてはならない存在なのです。
 
 
ただ、一方で、取り込んだ酸素の一部が変化して生じる活性酸素が引き起こす酸化反応は、侵入した病原体などを攻撃し免疫系としてはたらく一方で、生体膜や核酸などを攻撃し酸化させて生体障害を引き起こします
 
 
生体内にはこれらの活性酸素を捕獲し、速やかに反応を停止させ、細胞を酸化から保護する(または酸化した細胞を回復させる)防御機能が存在しています。その範囲の中で納まる程度の活性酸素が発生している分には問題ないのですが、
●ストレス
●紫外線
●激しい運動
●酸化した食品の摂取
など、活性酸素発生要因が増えれば体内の防御機構だけで間に合わない事態に陥ることも考えられるため、 活性酸素の発生・活動が、体内の抗酸化機構を上回る状態になってしまうと、体(細胞)の酸化が進み、様々な生体障害が発生することになります。
 
 
その、活性酸素による生体障害で特に問題視されているのが過酸化脂質です。
 
過酸化脂質は、コレステロールや中性脂肪に含まれる脂肪酸が活性酸素によって酸化されたものの総称で、組織や臓器、細胞の内部へと徐々に浸透していき、細胞そのものを傷つけ破壊します。さらに、過酸化脂質の悪しき特徴として、腎臓から排泄されずに、身体に蓄積されてしまうという特徴がありまして…これはどう問題かといいますと、私が皆様に良くお勧めしている『たくさん水分を摂取して、老廃物を流しましょう!』という方法では対応しきれない物質、ということなんです。
 
 
過酸化脂質が体内から排泄されずに蓄積するのは非常に問題となります。ですので、体の中で発生した過酸化脂質は、迅速に抗酸化作用で正常化させる必要があるんですね。体内でも抗酸化物質は産生されていますが、現代の世の中に住んでいると、自主生産だけでは間に合わない場面が多数あります。それを補うために、食材やサプリメントから抗酸化物質を摂取することを意識する必要があるわけです。
 
 
過酸化脂質を正常化させるために重要な役割を果たすのがビタミンE

ビタミンEは、脂質過酸化反応によって生じた過酸化脂質に電子を渡し、自らがビタミンEラジカルとなることで、脂質の連鎖的酸化をストップさせます。そこで酸化してしまったビタミンEは、また別の抗酸化物質によりビタミンEに再生され、利用されます。
 
 
過酸化脂質をはじめとする酸化物質ができてしまうのはある程度は仕方がないことだと思います。ただ、仕方がないと放置するのではなく、なるべく活性酸素が発生する環境を避ける(ストレス、たばこ、紫外線、食品添加物など)ことと、抗酸化作用のある食品を意識して摂取する、または、サプリメントである程度は補うということを意識していただければと思います。
 
 
手作りごはんが大好きな子であれば、積極的に食材から取り入れていきましょう。ビタミンEは、アーモンドなどのナッツ類やアボカド、西洋かぼちゃなどに多く含まれます。ビタミンCやポリフェノールを豊富に含む緑黄色野菜と一緒に調理すると、より抗酸化効果が得られますので、いろいろ組み合わせてみてください!
手作りごはんが苦手だったり、好き嫌いがあって食材からの摂取が難しい場合、あとは体調のトラブルがあり効率的に抗酸化物質を摂取したい場合には、サプリメントとして摂取するのもありだと思います。エフ抗酸化サプリも抗酸化サプリメントのひとつ。普段使いでも、体調のトラブルがあるときにも使える、頼もしいサプリです。
 
 
食品であってもサプリであっても、負担なく続けられることが一番大切かと思います。いろんな選択肢を持っていられるといいですよね。
 
今日もご覧いただきありがとうございました。
 
 
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KONTANI 拝

 

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