« リメイク32〜便秘の猫の食事について No1〜 | トップページ | リメイク32〜便秘の猫の食事について No3〜 »

2012年4月19日 (木)

リメイク32〜便秘の猫の食事について No2〜

みなさまこんにちは、KONTANIです。

先日、看板猫花ちゃんの健康診断(血液検査)を行いました。
検査したのは
●一般生化学検査
●血球検査
●甲状腺ホルモン検査

の3つです。

今年の冬、花ちゃんの体重が200gくらい落ちてしまったので、
甲状腺のトラブルが関与していないかどうかの確認もかねて検査を行いました。

その結果…

甲状腺ホルモン(T4)の数値は異常なし! y(^ー^)y

よかった〜と思いつつ、その他の数値をみていると、1年前よりも尿素窒素、中性脂肪が高めです。
といっても、クレアチニンも低いし、肝臓の数値も問題ないし、甲状腺ホルモンも異常ないので、
特に病気によるものとも考えられません。考えられるとしたら、食事内容…
 
 
 
  

 

…思い当たる節があります(汗)

「なかなか太らないな〜きっと寒いんだろうな〜」と思って、
花ちゃんのごはんのお肉の量を、昨年と比べて1.5倍程に増やしていました…
摂取肉量が増えたことで、蛋白量(尿素窒素)と脂質量(中性脂肪)が上昇した可能性大。
数値が変動するには、ちゃんと理由があるものですね…(涙)。
 

「太らないからってごはんの量を増やせばいいってものじゃないですよ〜」
と普段飼主さんにアドバイスしていたはずなのに、
自分の猫に対してはその概念が失念してしまっているなんて、お恥ずかしい…(ノ∀`)アチャー
今晩からお肉の量は控えめにしようと思います。
(花ちゃんからは苦情が出そうですが)


 
血液検査は健康状態を確認する目安のひとつでしかありませんから、
血液検査だけで全ての状況が理解できると断定すべきではありませんが、
それでも、血液検査である程度の全身状態を確認/把握できることは間違いありません。
また、手作り食への不安を持っている場合には、内臓への負担が生じていないか
栄養の過不足はないかを客観的な指標で認識することで、
食事に対する不安を取り除いたり、また、食事内容を見直すきっかけになります。

4月はどの動物病院でも、フィラリアや狂犬病の予防接種と同時に定期検診を行うことが多い時期です。
フィラリアの検査で採血をおこなうなら、かかりつけの先生に、ついでに検査をお願いしてみるのも良いと思いますよ♪

フィルウでも6/30まで定期検診キャンペーンを行っていますので、ご興味のある方はお問い合わせください。

フィルウ 春の定期検診キャンペーン
Kenshin




ちょっとききたい!
犬猫のしつけやごはん、お手入れに関する質問があるときは
FILOU Q&Aブログにどうぞ♪

http://www.filou.jp/contact_qanda/index.html
※ご質問はこちらのフォームからお願いします。

 
それではリメイクに入りましょう。
前回の「猫の便秘」についてのご質問への続きになります。

前回のブログはこちら。
http://filou.cocolog-nifty.com/blog/2012/03/no1-9185.html

今回は、
便秘に対して(野菜も含めて)いい食事/食材があるのかどうか
というご質問にご返答していきたいと思います。

便秘の理由は、細かく考えていくとた~くさんあるとは思いますが
ごくシンプルに考えると以下の3つが主な原因となると思います。

1.便が固くて出づらい
2.腸の動きが悪くてでづらい
3.便を邪魔するものがあって出づらい

※3(排便を邪魔するものがあって出辛い)の原因の場合は、基本的には【物理的な障害】が原因であり
 (つまり、異物や腫瘍が存在し閉塞している場合や憩室が出来てしまっている)、その場合は食事では
 対応できません。そのため、今回の回答からは外させていただきますね。

1.2.が理由の場合には、状況にはよるものの、
食事や環境からアプローチしていくことが可能な部分があると思いますので、
今回はこのふたつに焦点を当ててお答えしていきたいと思います。

 

まずは
1.便が固くて出づらいことについて。

便が固い…まず考えなければいけない原因は水分不足です。
食物中に含まれる水分は、大腸で適量を吸収されるようなしくみになっていますが、
何らかの理由で体内の水分量が少ない状況が存在すると、なるべく水分を便から吸収し補おうとするため、便がカチカチになってしまい、便秘の症状が発生しやすくなります。
そのため、便秘の改善には水分補給は必須条件となります。

そして、水分補給の方法として望ましいのは一回に大量の水分を摂取する方法よりも
小分けにして水分を摂取する方法です(そのほうが、体内に水分を保持しやすい)。


 

また、便にある程度の水分を保持するために食物繊維も重要な役割を果たします。
食物繊維の中で不溶性食物繊維という水に溶けないタイプの食物繊維は、
水を含んで膨張する性質があることから、便中に存在すると水分を保持しやすくなるため、適度に摂取することがカチカチ便の予防となります。また、食物繊維により便のかさましができ、
腸への刺激が生じやすくなり、結果として蠕動運動を促進させる効果が期待できます。

 
ただし、便秘には食物繊維!と安直に考えてしまうのは要注意です。
あくまで不溶性食物繊維の摂取は便秘の予防効果を目的としてのおすすめであり、
便秘の状態そのものを解決する特効薬ではありません。

特に、すでに便秘の状態が長く続いている時は、腸壁が伸びきってしまっている状態の可能性が高く
そのような状況で便のかさを増す不溶性食物繊維を大量に摂取してしまうと、腸内の便量ばかりが
どんどん増えてしまうことになります。

便秘の状態によっては、食物繊維の摂り過ぎが悪影響になる場合もある、ということを
心にとめて置いていただければと思います。

 

それ以外の食材では、便のすべりをよくするための潤滑剤として、植物油やバターを加えるなどもあります。
人でもオリーブオイルが便秘に効くのは有名ですよね♪。
油を使用することに抵抗があるのであれば、毛玉排泄用のサプリメントを利用するのもよいでしょう(原理は同じです)。
 

2.腸の動きが悪くてでづらいに関しましては、また次回とさせて頂きますね。
それでは本日はこれにて失礼致します。

 

………………【ペットクリニック フィルウ】手作り食 の 動物病院 ………………

  cloverFacebookページ【手作り食を楽しむ ペットホテルフィルウ】
   → http://www.facebook.com/pethotel.filou

  hairsalonフィルウブログです♪
   → 三毛猫 花とゆかいな仲間たち

  restaurant手作り食の疑問にお答えします!
   → 獣医師KONTANIの手作り食一問一答ブログ

  ペットホテル&クリニック フィルウ:http://www.filou.jp/
  スマートフォンサイト:http://www.filou.jp/sp/      

« リメイク32〜便秘の猫の食事について No1〜 | トップページ | リメイク32〜便秘の猫の食事について No3〜 »

猫の病気について」カテゴリの記事