« 2011年7月 | トップページ | 2011年9月 »

2011年8月

2011年8月25日 (木)

リメイク26〜動物性蛋白質を補うためには?〜

こんにちは、KONTANIです。

なんだかあれよあれよというまに8月が終わりそうです。
毎年8月はペットホテルが忙しい時期ではあるのですが、今年は特に忙しい一ヶ月でした!

節電で一般企業の夏休みが前後している影響と、円高で海外旅行を楽しむ方が増えているからかな〜と思います。

私は旅行が大好きなので、旅行に行かれる皆様をうらやましく思いつつお見送りするわけですが、
帰っていらした飼主様達からたくさんのお土産話をしていただくと、いろんな場所にちょっとずつ旅行した気分になれるので、
とっても役得です♪

皆様は、今年の夏はどこかに足をお運びになられましたか?
フィルウにおいでの際は、是非お話を聞かせてください♪

 
 
ご質問への回答の前にお知らせです。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

 おしらせその1
 
 【食育入門講座開催のお知らせ】

   2011年9月28日(水)/10月30日(日)に、食育入門講座を開催致します。 
   詳細はHPにてご確認ください。 
   
 →http://www.filou.jp/food/index.html
 

 おしらせその2
 
 【10月の連休のお知らせ】

   2011年10月18日(火)〜10月21日(金)まで、お盆休みの振替としてお休みさせて頂きます。

* * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * * *
* * * * * * * * * * * * * * * * * * * *

それでは、リメイクの回答に移りたいと思います。


【Question】

はじめまして。
柴犬を飼っています。
手作り食を始めた理由は、突然皮膚炎を発症し、治る気配がみられなかったためです。
そのころ丁度アレルギーについて勉強していたので、もしやと思い手作りに変えました。
お陰様で半年で皮膚炎もおさまり、今では体臭も少なくなりました。

そこで質問なのですが、肉や魚を試しても駄目な場合は諦めた方が良いのでしょうか?

どうやらうちの犬は肉アレルギーのようなんです。
鳥・豚・牛・羊といろいろ試しましたが、与えた次の日に体を掻きだすので、また中止の繰り返しです。
卵は大丈夫なようですが、魚ではときどき起こります。


そ こでタンパク源についてかかりつけの獣医さんと相談したところ、植物性だけでは不十分で
動物性タンパクも必要だとのことでした。

なので最初は指示どおり卵 を1日2個与えていたのですが、須崎先生の本には1週間に1個とあり、
どうしようかと少し困りました。
確かに卵1日2個は人間でも多いと思うんですが・・・それ以外に動物性タンパクを摂らせる方法が
ないので。

アドバイスいただけましたら幸いです。

 

【Answer】

さて、ご質問の本題なのですが、


> 肉や魚を試しても駄目な場合は諦めた方が良いのでしょうか?

> どうやらうちの犬は肉アレルギーのようなんです。
> 鳥・豚・牛・羊といろいろ試しましたが、与えた次の日に体を掻きだすので、また中止の繰り返しです。
> 卵は大丈夫なようですが、魚ではときどき起こります。


このあたりは難しいところでもあるのですが、
「現時点では控えた方が無難」という表現にさせていただきます。


というのは、かゆみや皮膚炎は「腸内環境の乱れ」が元で生じてくることもあるため、
体質改善が進み腸の状態が整ってくる・腸の感染(炎症)が治まってくると、
これまで「アレルギー反応を呈していた食材」を食べても、問題なくなってくることもあるためです。
ですから、現時点で【もう一生肉は食べさせられないんだ】と諦めるのは早いと思います。

ただ、現時点で「食べると症状が出る」ということは、
まだその食材を接種するには十分な腸内状態ではない可能性が高い
という事ではありますので、
そのような状態の時に「食べると症状が出ると分かっている食材」を敢えて摂取する必要はないでしょう。

他に食べられる食材があるのであれば、それを上手に利用して、
「なるべく症状を悪化させないようにしつつ、状態を整えていく」
という方向で考えるのが負担が少ないのではとおもいます。


さて、唯一お口にできるという 「卵」の摂取量に関しまして、ですが…
卵だけで動物性蛋白を標準量補おうとするならば、5kg前後の犬で1日2〜3個くらい食べる計算になるかなと思います。
個人的には、それくらいの量を毎日食べても特に問題はないと思います。
(ただし、山を走り回ったり海を泳ぎまわるようなスポーツ犬の場合は、その量だと足りないかもしれないですね)


とはいいましても、動物性蛋白質の摂取量に関しましては、『犬に関して言えば』神経質になりすぎる必要はありません。


犬は長い時間を人と共生して来た事で、肉食から限りなく雑食に近い生き物になっています。

ベジタリアンを強制する必要はありませんが、
「犬には動物性蛋白質は絶対に不可欠で、毎日必要量を必ず摂取しなければいけない」
と心配することはないです。
 
 
また、犬は植物性蛋白質からも(効率は悪いものの)蛋白質を補充出来ます。
そのことを前提に考えて、【動物性蛋白質オンリー】または【植物性蛋白質オンリー】にするのでははなく、
納豆やテンペ/豆乳などの植物性蛋白質と卵を組み合わせて補っていってもよいのではと思います。


またはちょっと変化球ですが、アミノ酸製剤を利用してみるという方法もあります。

アミノ酸はタンパク質が体内に吸収される際の最小単位です。
アミノ酸程の分子量(サイズ)であればアレルゲンとして認識されにくいため
食材に対して反応が出やすい子に有用なことがあります。
(処方食でも、必須アミノ酸をタンパク源とした処方食があったりします)

アミノ酸がパーフェクト食材というわけではありませんが、
食材のひとつとして考えてチャレンジしてみてもよいのでは?と思います。
 

手作り食を実践される方は、まじめなあまり
「全ての栄養は、自然の食材から摂取しなければいけない」と考えがちですが、
それほど完璧である必要はないと私は考えます。

なぜなら、どうして手作り食を始めたのか?という原点に立ち戻った時に
「完璧な手作り食を食べてもらうため」にそれを始めたはずではないだろうと思からです。
 
大切なのは、愛犬と飼主様が穏やかで幸せに生活出来る事だと私は考えていますので、
アミノ酸によるサポートでそれが成し遂げられるのであれば、それは許容してもよいと思うのです。
(もちろん、アミノ酸を使用する方が苦痛になってしまうなら無理に実践する必要はありませんよ!)
 

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。
今日もご覧になっていただきありがとうございました。

人気ブログランキング
Photo
  

 

 

………………【ペットクリニック フィルウ】手作り食 の 動物病院 ………………

  cloverFacebookページ【手作り食を楽しむ ペットホテルフィルウ】
   → http://www.facebook.com/pethotel.filou

  hairsalonフィルウブログです♪
   → 三毛猫 花とゆかいな仲間たち

  restaurant手作り食の疑問にお答えします!
   → 獣医師KONTANIの手作り食一問一答ブログ

  ペットホテル&クリニック フィルウ:http://www.filou.jp/
  スマートフォンサイト:http://www.filou.jp/sp/