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2011年2月 9日 (水)

リメイク17〜肝臓に負担をかけないための心がけ〜

こんにちは!
2月の頭に4日間もお休みをいただき、大好きな旅行に出かけて
リフレッシュして戻って参りました!
ただ、4日間お休みの後は、お仕事山盛りでしたが…(涙)

でも、お仕事があるということは、自分の仕事が必要とされているということなので、
とてもありがたいことです。これからも精進したいと思います!

ふたつのお知らせの後、リメイクの回答です!

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 ■2月27日(日)
 [会場]山形県山形市 すずかわ犬猫病院内

  詳細はこちらをご覧下さい
   
http://www.filou.jp/food/index.html

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 【おしらせその2】

 アルバイトのトリマーさんを募集しています!
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学生さん、または現在子育てなどで短時間勤務をご希望の方も歓迎です♪
 興味がありましたら、お気軽にお問い合わせ下さい

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それではご質問に移りますね。

【Question】

はじめまして。我が家の犬は肝炎になり大学病院で見て頂いたところ、
肝臓の大きさが普通よりかなり小さく、半分あるかないかだそうです。
食べさせていた肝機能サポートフードも負担になるので、
すぐ中止して手作り食にするように指示を受けました。


大学病院の先生からはお肉を入れないように言われたのですが、
そのせいかほとんど口をつけず、困っています。
いろいろ試しているのですが思わしくなくありません。
鶏がらスープでも、やはり負担になるのでしょうか?
シジミのスープは好きなようですが、おじやにすると食べません。


また肝臓が原因と思われる貧血症状もあるので、
とにかく体の負担にならない滋養のあるものを食べさせたいのですが
何を入れるのがいいのでしょうか。

【Answer】

「肝炎」および「小肝症」と診断された場合の食事についてのご質問をいただきました。
ご相談のワンちゃんにとって適切な食事は??という部分が
ご相談のメインだと思うのですが、とても回答が難しいご質問です。

というのも、「肝炎」や「小肝症」と診断されていても、
実際には同じ肝炎や小肝症でも様々な病気のステージが存在します。

◆肝臓がどの程度の障害を受けているのか?
◆肝臓以外の内臓の障害はあるのかどうか?
という部分がわからないと、
「どうして大学病院の先生はお肉を入れないよう指示したのか」
の理由を私は理解することができません。

少なくとも、私よりもよく状態を把握している(直接診察を行ったことがある)
大学病院の先生が「お肉を入れてはいけない」という判断をしたということは、
おそらくそれなりの「肝炎」もしくは「小肝症」の状態であり、
肉類の制限が必要な状態が存在しているということだと思います。
その制限がどの程度必要なのか…は、制限を必要とお話しされた大学病院の先生に
問いかけるべきだと思います。

もちろん、状況によって本当は蛋白質の制限が必要な状況だけど、
まったく食事を口にしないよりは蛋白質を含んでいてもなにか食べた方がよい

判断できる場合もあると思います。
でも、私は超能力者ではないので、診察していないワンちゃんの状態を
メールだけで判断することはできません。

つまり、ご質問者様のわんちゃんにとっての
「鶏ガラスープでも負担になるのか?」
「シジミのスープはどうか?」というご質問に関しては回答ができません。

ですので、大学の先生にしっかりと確認し、だめならだめでその理由を
きちんと尋ねて頂くことが一番だと思います。
 

…ご質問に対する回答は以上となってしまうのですが、あんまりかなと思いますので、
今回のブログでは、一般論としての肝臓に負担をかけないための心がけ
お伝えできればと思います。

  
肝臓の働きは
①栄養素の加工
と、 ②毒物の解毒 と、
③栄養の貯蔵
です。

「肝臓を休ませる」ということは、
単純に考えればこの①、②、③の仕事量を減らしてあげればいいのです。

①は過剰なタンパク質や脂質の摂取を控えることにつながります。

②は解毒対象になる人工食品や化学薬品、添加物を控えるということにつながります。

③は栄養の過剰摂取を控えるということにつながります。

上記3つに共通して言えることは食べすぎないこと
人でいうところの腹八分が理想です。といっても、
なかなか動物の腹八分目を見極めるのは難しいわけですが。

より具体的な食事のアドバイスとしては、
脂肪分の多い食事は代謝過程において肝臓に負担をかけますし、また、
過酸化脂質が発生することで肝細胞に障害が発生する可能性もありますので、
低脂質な食事を意識することは重要です。

同様に、過剰な蛋白質も代謝過程において肝臓に負担をかけますが、
蛋白質は肝臓が再生するために必要な構成要素でもありますので、
肝臓の状態に対応した摂取量を調整することが求められると思います。
 
保存料や着色料などの添加物などが含まれている食品類も、
肝臓の負担になるので避けるべきでしょう。

ただ、上記の内容で食を考えていくと問題になりやすいのは、
脂質および蛋白質を排除した食事は犬にとってはおいしくない
ということです。野菜大好きワンコもいますので一概には言えませんが、
肉抜き油抜きだと食事を渋られることは多いと思います。
そこが難しいトコロ…

「体に負担の少ない食事」を「喜んで」食べてくれるのが一番ですが、
うまくいかなかったときにどうしたらよいのか?
状況にもよりますが、体力を奪われるくらい食べない状態が続いてしまう、
または脱水をおこしてしまう状況が存在する
ようであれば、
好きな食材や好きな味付けを食事に施すことで食に対する意欲を
沸き立たせていくべきかなと思います。

 
余談になりますが、おいしく、たのしく食べることは、
人であってもペットであってもとても重要な要素だと考えています。
同じ料理でも、「この料理、おいしい!」と考えながら食べるのと、
「おいしくないけど栄養のためにしょうがない」と考えながら食べるのでは、
体に及ぼす効果が変わったりするんですよね。

そんな不思議な効果も信じながら、
愛猫がなるべくおいしく食べられるごはんができるとよいな〜と
日々思いながら食事を準備しています。
 

あとは、肝臓への負担とは別になりますが、
ご質問にありました貧血についても少し触れておきます。
(貧血に関しては、リメイク15でも簡単に触れています。
http://filou.cocolog-nifty.com/blog/2010/11/post-c0e8.html

貧血が生じる原因は大きく分けて3つあります。
1)赤血球の原料が足りない場合
2)赤血球を成長させるホルモンの分泌が足りない場合
3)骨髄に異常があって赤血球そのものがつくられない場合

食事で補えるのは1)の赤血球の原料が足りなくて貧血になっている場合です。

※2)や3)の状態のときは、食事だけでは対応出来ないことがほとんどです。

赤血球の原料として必要になる主な栄養素は
鉄、タンパク質、ビタミンB群、ビタミンCなどで、
それらの栄養素を意識して摂取することはもちろん重要なのですが、
十分量を摂取していても腸のトラブルがあって吸収出来ないということもあります。

吸収不良がある時には(その原因が分かっていればその治療を平行する)
なるべく負担を減らすために吸収しやすい形で食事を摂取すること
(ペーストにする、消化酵素を利用するなど)も意識して頂ければと思います。

以上、ざっとになりますが一般的な回答を行わせて頂きました。
ご質問者様のワンちゃんには参考にならない回答であったかもしれませんが
ひとかけらでもなにか参考になる部分があれば…と願っています。
 

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。

今日も最後まで目を通していただきありがとうございました。

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