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2010年10月

2010年10月18日 (月)

リメイクその14〜膀胱炎時のケアについて〜

こんにちは!

あちこちでお祭りのにぎわいが感じられるようになってきましたねmaple

フィルウのすぐそばにある松陰神社も、来週末がお祭りです。来週末はお店の前の道路が通行止めになりますので、ご来店の皆様、どうぞご注意くださいね!

先日、アド街ック天国で松陰神社駅前が紹介されたので、今年は人出が多いかも!?と思っています。お時間とれる方は『古き良きところを残す街』にぜひ足を運んで頂ければと思います。

 
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それではご質問に移りたいと思います。

【Question】
  
最近の問い合わせ「アルカリイオン水」のところで、ちょうど膀胱炎ケアが省略されていたので、その件についてお話いただけると助かります。
うちの柴犬(6歳)は、膀胱炎→結晶→処方食というパターンが多くなってきました。4年程前須崎先生の診断を受けてから手作りにしています(アレルギーの為)。かかりつけの先生には、リンとマグネシウムは避ける食事をしてくださいといわれていましたが、クセになりつつあるため、しばらく処方食を取るように 進められてしまいました。手作りが悪いとは思っていないのですが、何か気をつけるべき点などありましたら、教えてほしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

【Answer】 

ご質問をありがとうございます。
私の以前のブログ記事(リメイク済、No. 5) を読んでいただいたとのこと、ありがとうございます。今回は、その中でも膀胱炎のケアという部分を詳しく、ということですね。
 
基本的には、症状があるワンコやニャンコに対するケアというのは、個々の状態によって対応が異なるため一律化できないわけですが、ごくごく一般的な部分に関してできる範囲でお話しさせて頂こうと思います。

 

膀胱炎というのは、名前のとおり膀胱が炎症を起こしている状態です。

炎症を起こしているということは、何らかの炎症を起こす原因があるはずです。


じゃあその原因はなにか?という部分なのですが、膀胱炎の原因として考えられるのは

●細菌/ウイルス感染によるものだったり
●投薬中のお薬の影響だったり
●化学薬品等の刺激だったり
●結石や腫瘍などの物理的障害があったり

等々…その他にも、様々な原因が考えられると思います。

 
治療を行っていく過程で一番重要な事は、炎症を起こしている原因を突き止めることです。
原因を突き止め、その原因を排除できれば治療がぐっと効率的になるからです。

例えば細菌であれば、細菌を排除する治療を選択できるとよいわけですし、何らかの刺激物が存在するのであれば刺激物をできるだけ摂取しない/排除することが大切です。原因が複数存在する場合には、複数の方法を組み合わせて治療することもあるでしょう。

ただ、世の中はなかなかそううまくはいかないモノで…
簡単に「原因」を突き止められないことは多いですし、ましてや今回ご質問を頂いているワンちゃんの「膀胱炎の原因」がなんなのかまでは、私にはわかりかねますので、診断や治療に関しましては、きちんとかかりつけの先生の指示を仰いで下さいね。
 

膀胱炎をケアしていくときに重要なことは、膀胱内で尿をため込まない・濃縮させないということです。膀胱内に濃い尿が長くとどまっていれば、膀胱内で結晶化が起こりやすくなり、さらにそれが結石化しやすい時間と環境を与えることになります。細菌が存在する状況で尿が長く貯留すれば、細菌の繁殖も進む可能性があります。
また、化学薬品や薬などの刺激物が膀胱内に長くとどまることが粘膜に影響を与えることも考えられます。
 

ですので、個人的にはケアのポイントとして
●膀胱の中に尿をため込まないようなクセをつけることと、
●濃いおしっこを作らせないこと

を重要視しています。

 

それではこの2点をカバーするためにはどうしたらよいのか?ですが、
もう私のブログの中では聞き飽きているかと思いますが、『水分』をたくさん摂取することが大切です。水分摂取が増えることで尿量を増やす(→必然的に排尿回数が増える、尿が薄くなる)ことが大切です。

それではさらに、水分をたくさん摂取するためにはどうしたらよいのか?ですが、
1)食事やスープから水分を摂取してもらう
2)運動して代謝を活発にし、水分を摂取してもらう
3)体を温めて代謝を活発にし、水分を摂取してもらう

などの方法があります。
 

手作り食は「水分の補充をしやすい」という点で、一般のドライフードや処方食よりもメリットがあるとは思いますが、ただ、だからといって「手作り食でなければならない」とこだわる理由はないと思っています。(逆に、必ず処方食でなければいけないとも思ってはいません)

手作り食であってもドライフードであっても処方食であってもどのような食事であったとしても「十分な水分を補給する」ということが非常に重要であり、そこが省かれることはお勧めしません。

例えば「膀胱内に存在するストラバイト結石を溶かす」ことが治療として優先されるのであれば、一番結石を溶かす力の強い処方食をピックアップし、さらに水分を加えることができると治療効果は上がると思われます。

 

繰り返しになりますが、
●尿が濃くならない程度の水分を加えていただくことと
●排尿を我慢させないこと(こまめに排尿させること)
●しっかり運動させること

をケアとして気をつけて頂ければと思います。

 

 

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。

今日も最後まで目を通していただきありがとうございました。

 

* * * * * * * * * * * * * * 

10月19日(火曜日)〜10月22日(金曜日)まで
    フィルウは連休を頂いております。
      ご迷惑をおかけ致します。

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2010年10月11日 (月)

リメイクその13~健康を維持するための心がけ〜

いつの間にか夏が終わっていました!
そして、いつの間にかフィルウが3周年を迎えていました!

時間が過ぎていく速さに、驚きを隠せません。
(そして、夏が終わるまでブログを放置していた自分にも、驚きを隠せません…(涙))

 

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それではご質問に移りたいと思います。

【Question】
 

はじめまして。最近実家の母が、家の犬(ビーグルのオスもうすぐ8歳)は睾丸が無いんだよね~と。何気ない会話の中に一言。
いままではそんな事気にも留めずにいたのですが、この春から我が家でも犬を飼い始め、須崎先生の手作り食の本を参考に食事を作ってみたり、犬の生態学など気にする様になっていたため、それは?と思い、母に病院へ連れて行く様にすすめてみた所、停留睾丸と診断されました。お医者さんは、手術をしても取り出せないこともあるし、悪性ではないから無理に手術しても…と。もしも癌になったら、その時に取り 出したほうがとりやすいとも…。母は今回の診断はかなりショックだったようです。毎年病院へ連れて行っていたようなのですが、停留睾丸は指摘された事無い そうです。
今は元気なビーグル君、ちなみに去勢はしていません。口臭はかなりあるようです。そして現在の体重は10キロです。食事はドライフード中心です。この場合の癌予防としておすすめのサプリメント、食事、今後のケアー方法などありましたら、教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いします。

 

【Answer】

停留睾丸が癌化するのを予防するためのケア方法を知りたい、というご質問ですね。

停留睾丸の治療に関しては主治医の先生とお話し合いをされている事と思いますので、私に期待されているのは食事とご家庭でのケアに関してだと理解しました(間違っていたらごめんなさい)。

ですが、残念ながら私にはご質問頂きました停留睾丸の癌化を防ぐための食事やケアをお伝えすることはできません。
何故かというと、「癌」が発生する原因というのは非常に様々で、一律に「こういう予防をすると癌が予防できる」と考えることが出来ないためです。

 

ですが、8歳という年齢を考えると、シニアにさしかかり始めた時期で、(癌化を防ぐという大義があるなしに関わらず)ご自宅で健康を維持するためにケアを心がけていくことは大切ですし、健康を意識した結果として癌化しにくい体ができるということも十分に有り得ますので、今回はそちらについてお答えさせて頂こうと思います。

では健康をうまく維持していくためにどのようなケアを行うと良いのか?
ということになりますが、非常に大雑把に言うと、

1)食生活のケア
2)デトックスケア

3)ストレスケア

の3つのケアが大切だと考えています。

1)食生活のケア
食事で気をつける、ということになると、真っ先に質の良い食事、栄養の高い食事と考えられる方が多いかもしれません。では、具体的に「質の良い食事」「栄養の高い食事」とは何でしょうか?また、それらには意味があるのでしょうか。

 
●質の良い食事とは?

一言で『質』と言ってもいろいろあります。
食材の質、水の質、調理の質、保存の質……

「質の良いものを食べさせた方がいいですよね!?」

と尋ねられれば、それは「そうですね」と答えるしかないわけですが、正直、質にこだわり始めるとキリがない!質を追求すると上限がない!というのが、率直な気持ちです。

『質』にこだわるのは決して悪い事ではないのですが、こだわりすぎると、それが人にとってもペットにとってもストレスになる可能性があります。

 
例えば、自然食品のお店に行き/高いお金を出して食材を購入し/時間をかけて調理した食事を/愛犬(愛猫)が見向きもしなかったとしたら…

「どうして食べてくれないの?こんなに時間もお金も愛情もかけてつくったのに〜!!」

というお気持ちになってしまうかもしれません。
(少なくとも心のセマイ私はそういう気持ちになります(苦笑))。 
それでお互いがイライラしてしまうことは、全くもって良いことではありません。

ですので、私個人が定義する「質の良い食事」

●(金銭的、時間的、精神的に)無理なく準備できる範囲であること
●ペットにとっておいしく食べる事ができること

です^^

 

●栄養の高い食事がよい?

ひと昔前、食物が十分食べられる環境でなかった頃は、栄養不足で病気が治らない事もありました。

飽食の時代と言われる現在の日本では、ペットにおいてすら飢餓/栄養不足によるトラブルはほぼなくなり、過食/栄養過多によるトラブルを目にする機会のほうが圧倒的に多くなりました。それは、食べ物が十分に手に入るようになったことに加え、運動量が少なくなった事も原因だと思います。

それでも、いまだに
「食べないと心配になり、なんとか食べさせようとしてしまう」というお話を伺う事もは多く、栄養価神話は根強いなぁ〜と感じます。

 

実際のところ、動物の体というのは消化にエネルギーを奪われる事のない【空腹時】に様々な体調のメンテナンスを行います

人間でも、体調が悪い時には食欲が落ちることがありますよね。それは、「消化にエネルギーを奪われないため」に、体が食欲を調整している結果なのです。

もちろん程度問題はありますので、一週間も二週間もひたすら食べない状況のほうがよいというわけでもありませんが、【空腹時にメンテナンスが行われる】という考え方を応用し、元気であっても月に1度、絶食の日を作るなどでわざと空腹状況を作り出し体のメンテナンスを行う機会を作る事が、健康維持にはとても有用になります。

要は、『栄養価が高いものをたくさん食べていれば良いわけではない』ということです。なかなか難しいものです。


●ほかに気をつけることは?

私がいつも口をすっぱくしてお伝えしている【水分摂取】は、どんな年齢/体調/状況であったとしても常に心がけて頂きたい部分です。体内の水分が少なくなると、体内に溜まった老廃物を十分に排泄する事ができずにため込んでしまう事になったり、循環血流量が十分にならず、体が冷えやすくなったりします。
ドライフードが中心の食事内容であれば、ふやかすなり、もしくは食事とは別にスープなどを飲ませて摂取水分量を増やす ように心掛けていただければと思います。

 

2)デトックスケア


身体の中の老廃物、化学薬品、重金属その他諸々等々…体に影響を与えるものをできるだけ体の中に残さないようにしてあげることも重要です。

●体を動かし、代謝を活発にすること
●水分摂取量を増やして、排泄を促進させること
●体を温めること

などを意識するようにしましょう。
水分摂取量を増やす部分や、体を温める部分などは食生活でのケアと共有される部分かなと思います。

 

3)ストレスケア


これは一番大切かもしれません。


ストレスを強く感じると、体の中の免疫細胞が働きにくい環境を作り出してしまうことになり、その結果、癌細胞が繁殖しやすい環境を作り出してしまう、ということもありますから、最初の原因となる『ストレス環境』を作り出さないようにすることはとても重要であると言えます。

また、ワンちゃん自身のストレスだけでなく、飼い主様が大きなストレスを感じている環境がある場合には、そういったこともワンちゃんの精神状態にはとても影響してきますので、ワンちゃんを含めた家族全員が、ストレスを受けない生活を送れるのがベストですね。

 

 

お勧めのサプリメントに関しましてですが、上記の理由から「癌を予防するサプリメント」という認識は私の方にはありませんが、健康維持や基礎体力の増強として私がよく勧めるサプリメントには

 ◆ビタミン/ミネラルサプリメント
 ◆不飽和脂肪酸系サプリメント
 ◆酵素系サプリメント
 ◆乳酸菌系サプリメント

などがあります。

※特定の病気に対するサプリメントではありませんので誤解なきようお願い致します。

本当は、たかがサプリメントといえども、ペットの状況を確認して、その上でペットに適切だと思われるものをお勧めすることが一番だとは思っています(なかなか難しいんですけれどもね)。

 

以上、KONTANIからの回答とさせていただきます。なにか、皆様のご参考になれば幸いです。

今日も最後まで目を通していただきありがとうございました。

 

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