腎不全の猫ちゃんの状態報告
こんにちは~
緩やかに温かさを感じられる日々が増えて来ましたね。
もう春も近いかな?と思わせてくれる日も増えました。
春の訪れとともに…、
フィルウにマスクをされてご来院される方が増えました。
特に風が強い日は大変なようです。なにがって…、そう、花粉が。
私は今年も何とか花粉に負けずに乗り越えられそうな予感ですが…ある日突然やってくる、といわれる花粉症に、実は毎年ドキドキおびえています(苦笑)
さてさて、本日はご質問への回答ではないのですが( ゴメンナサイ(;・∀・))、以前にブログに登場していた猫ちゃんの病状の事後報告をさせていただきたいと思います。
昨年の3月のブログで、腎不全末期の猫ちゃんについてチラリと触れさせていただいていました。
http://filou.cocolog-nifty.com/blog/2008/03/index.html
先日ブログをいつもご覧になってくださっている方から、「あの時の猫ちゃんはどうなったのですか?気になるので教えてください」と、お問い合わせを頂いてしまいました(汗)。
私自身は常に診察で様子を把握しているのであまり気にしていなかった(…というより過去の皆様へご報告したことを失念していた)という状況で、実に書き逃げのような状況で放置してありまして…心を寄せていてくださった皆様へ、お詫び申し上げます。
ちょっと遡って状況を説明させていただきますと…
昨年1月に他院で「腎不全末期(BUN 200over、Crea 7over、食欲なし)」の診断を受け、余命一週間宣告をされていた年齢不詳(10歳は越えている)の「ぼたん(愛称・ぼーちゃん)」。
その後、縁あってフィルウにご来院頂き、通院のストレスなどを考慮し、ご自宅でのケアを中心にして往診でのケアを行っていました。
当クリニックでの治療をはじめてからも、約2ヶ月の間は、食欲不振と猫カゼの症状に悩まされ、苦しい時期を過ごしました。でも、そんな中で飼主様が気丈に「とにかく、やれることをやろう」と肝を据えて、全力でケアをしてくださった結果…
ぼーちゃんは、約3ヶ月目で食欲を取り戻しはじめ…
それから 驚くべきスピードにてめきめき回復!
闘病中、げっそりとやつれていたのは幻だったのか?と思えるほど、今は毛艶もよくふっくら丸々しており、同居猫3匹の中で一番年上なのにも関わらず、一番元気でやんちゃになりました!誰よりも元気におうちの中を走り回っています。
今も定期的に診察をして、安定した状態を持続するためのアドバイスと治療は行っていますが、多少のアップダウンはあるものの、おおむね一年の間、状態をこじらせることなく元気に過ごしてくれています。
【ちなみに、ココは食事ブログですから参考までにぼーちゃんの食事をご紹介】
こんな劇的な改善を遂げた子だから、さぞかし食事には手をかけているに違いない…と思われた方がいらっしゃるかもしれません。
でも実は…闘病中にいたっては「とにかく食べてくれるなら何でもよし。食を選ぶのは食欲が出てきてから」として、とにかく質は二の次で、食べそうなもの・好みそうなもの…あらゆる種類の猫缶やドライフード、肉魚を並べていたものです。
そして、病気が回復して、今や食を選べるようになったぼーちゃんが現在選んで食べているのは、手作り食でも処方食でもない一般のドライフード(プレミアムフード)。
なぜKONTANIのもと、手作りではなくフードを食べているのか?
答えは簡単です。
食 べ て く れ な か っ た からです。手作りを… (´;ω;`)ウウ・・・
カツオ節やナマリはちょいちょい食べてくれるのですが、単品のみでしか食べず、野菜など混ぜようものなら途端に食べてくれなくなるとのことで…『さすが猫』、という気持ちになります。
基本的には、腎臓が弱っている子には水分たっぷりの食事を!と私自身は常に考えているし、そのように指導もしてはいるのですが、そんな指導をしている中で、水分ほぼゼロのドライフードで、しかも腎臓用処方食でもない食事を食べていても元気に過ごしている元・腎不全末期のぼーちゃんを見ると、
「動物って、私が考えているよりもはるかに強いんだなー」
としみじみ感じます。
まあ、もちろんぼーちゃんような稀な一例だけで全てを語ることはもちろんできないわけですが、それでも、ぼーちゃんの治療に関わらせていただいて強く感じたことは、
大切なのは、「どんな治療を行うか」「どんな食事を食べるか」という端々の部分ではなく、
●その子自身の生命力を信じる強さを持つこと
なのかなと感じています。
これは、実はとても難しいことだと思います。でも、だからこそ、末期の腎不全から回復する強さを見せてくれたぼーちゃんと、そのぼーちゃんの生命力を信じて諦めなかった飼主さまに、私は感謝せずにはいられません。
←今は穏やかなぼたんさんの寝顔です。見ているだけで幸せ~になれる寝顔なんですよ。
ブログを見てくださっている皆様にも、ぼーちゃんの強さが届きますように![]()
最後はKONTANIの独り言みたいになってしまっていましたが、最後までお付き合いくださいました皆様、どうもありがとうございました。
「質問には全く応えてないけれど、こんなブログもたまにはあってもいいよね」と思ってくださったやさしい皆様、そのやさしさついでに下の写真をポチっと押していただけると嬉しいです。
それでは本日はこれで!
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コメント
紺谷先生いつもありがとうございます。
ぼーちゃんをこんなに話題にしていただいて
飼い主冥利につきます。
でも、手作り食のブログなのに…、って感じ
で申し訳ない!!
これからも少しずつ食材は3匹にしつこく
挑戦させてみようと思ってます。
ぼーちゃんにも今朝ブログに載ったよと
伝えておきました。
この記事を読んで少しでも同じ病気の子の参考になったり、元気をもらえたらよいなと思い、私のブログでも記事をリンクさせてもらいました。
これからもよろしくお願いします!
投稿: うもも | 2009年3月14日 (土) 17時35分
初めまして。兎本有紀さんのブログを読ませていただいて、おじゃましました。よろしくお願いします<(__)>。うちには、4歳の猫(おんなの子)がいます。3kgぐらいで、小さいですけど、やんちゃです。ブログを読ませていただいて、涙が出ました。本当にすごいですね。元気をいただきました。ありがとうございます。また、おじゃまします(^_^)。
投稿: 小の実 | 2009年3月15日 (日) 13時55分
うももさん
コメントありがとうございます。
ブログからのリンクもありがとうございます!
いろんな方に、ぼーちゃんの強さが伝わってくれるといいなと私も思います。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: KONTANI | 2009年3月16日 (月) 16時41分
小の実さま
はじめまして、ご訪問頂きありがとうございます!
本当に、ぼーちゃんとうももさんに学ばせて頂いた事はたくさんあり、私自身がいつも元気をもらっているくらいです。
また、ブログ覗きに来て頂ければ嬉しいです(o^-^o)
投稿: | 2009年3月16日 (月) 16時45分
はじめまして。ぼーちゃんとうももさんの記事を読ませていただいて力をもらいました.腎不全で同じように余命わずかと宣告された15歳の犬(ビション・フリゼ)を飼っている者です。現在は点滴を毎日病院でうってもらっています。日中は病院で点滴、夜に自宅に戻って看病しています。でも、何ができるわけでもなく、どうしようかと悩みつつここにたどり着きました。記事の中に
>約2ヶ月の間は、食欲不振と猫カゼの症状に悩まされ、苦しい時期を過ごしました。でも、そんな中で飼主様が気丈に「とにかく、やれることをやろう」と肝を据えて、全力でケアをしてくださった結果…
>ぼーちゃんは、約3ヶ月目で食欲を取り戻しはじめ…
>それから 驚くべきスピードにてめきめき回復!
この文章に力をもらいました!私もできる限りのことをしてあげたいと思うのですが、飼い主様はどのようなことをされていたのか知りたいと思いました。
今は何をしてあげたらいいのか、帰って逆効果になりはしないかとか考えるばかりで・・・何とか教えていただければうれしいです。わらをもつかむ思いす。もしこのコメントをごらんになられたら教えていただければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。
投稿: ちゃっぴー | 2009年7月23日 (木) 23時52分