2021年8月10日 (火)

ブログお引越しのお知らせ

※先ほど同じ記事をアップしましたが、
引越し先のブログのアドレスを掲載し忘れていたので
再度アップさせていただきます。※



こんにちは。

10年以上ココログさんでブログを続けさせていただいていましたが、
この度ブログをお引越しさせていただくことにいたしました。


お引越し先はこちらです。
こんぱな@手作りごはんの獣医師ブログ
https://ameblo.jp/kompana/


今後はそちらのブログにて、
手作りごはんのレシピや食材に関して、
また、日常感じるよもやまなどについて書いていこうと思っています。
手作りごはんに関するご質問がございましたら
今まで通りお答えしていくつもりです。


Instagramもはじめまして、連動した投稿になると思います。
Instagramの方が見やすい!という方は、
ぜひインスタフォローもお願いいたします!



こんぱな@手作りごはんの獣医師
@kom.pana

Qr

フィルウのアカウントも一緒によろしくお願いします!

ペットホテルフィルウ
@filou.jp

Filouqr


長い間ご覧になっていただきありがとうございました。


獣医師 紺谷有子

2021年7月20日 (火)

ω3脂肪酸オイル「サチャインチオイル」

こんにちは、KONTANIです。

本日は、ω3系脂肪酸オイルの中でもオススメのサチャインチオイルをご紹介♪

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サチャインチオイルは、 別名【グリーンナッツオイル】とも呼ばれます。

南米アマゾンの熱帯雨林に育つサチャインチの種子から抽出された油で、
αリノレン酸が豊富に含まれるのが特徴です。


αリノレン酸は体の中で作り出すことができない必須脂肪酸のため、
必ず食品から摂取しなければいけないものです。
そして、このαリノレン酸を摂取することで、
体にとって非常に有益なEPAやDHAに体内で変化するので、
ぜひ意識的に摂取してほしい成分になります。


このω3系脂肪酸オイルには、サチャインチオイルの他にも
●シソ油(えごま油)
●あまに油
などがありますが、いずれも非常に酸化して傷みやすいことから日持ちせず、
取り扱いが難しい部分があります…。

その点、サチャインチオイルは、その成分の中に豊富なビタミンEを含むため、
αリノレン酸が酸化するのを防ぎ、また、私たちや犬猫たちの体の中で生じている
酸化反応に対しても抑制効果を出してくれる、素敵なオイルなんです♪

しかも、シソ油やあまに油ほどニオイや味のクセも強くない!笑


「酸化」は日々生じるものなので、
継続して、酸化を防ぐ食品は取り入れた方が好ましいです。

サチャインチオイルを毎日の食事にプラスして使用していただくことで、
酸化を防ぎ、アンチエイジング効果や体内の不調を予防することに繋がります。


サチャインチオイルは、通常のスーパーだと手に入れにくいかもしれません。
自然食品のお店や、高級食品販売店、
またはネットショップでご購入いただくことができます。


フィルウでもサチャインチオイルの取り扱いがございます。
ご興味のある方は、お立ち寄りください。
(フィルウマルシェではご購入いただけません、申し訳ございません!)


本日もブログをご覧いただきありがとうございました。

 

KONTANI拝   
 

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2021年6月13日 (日)

バイオレゾナンス検診のお知らせ(〜6/30)

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内容は
・視診・触診・聴診による状態確認
・バイオレゾナンスによる体内状態のチェック
・食事、生活習慣、環境へのアドバイス
・サプリメントに関するアドバイス
になります。


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【検診内容】 
身体検査、バイオレゾナンスチェック
、各種ご相談

【検診料金】
 
8,800円(税込)
※トリートメントをご希望の場合は別途料金が発生いたします。


【所要時間】
 
およそ1時間半

※ペットを1時間ほどお預かりさせていただいてのチェックの後、その後20分〜30分ほどご説明・ご相談をさせていただきます。
 

🐶バイオレゾナンスメソッドについて🐱
体に周波数を当てて、各種臓器の状態を探り、西洋医学とは違う視点から全身状態を把握する方法です。
  

バイオレゾナンスによる春の検診をご希望の方は、
ウェブサイトの「ご予約 紺谷獣医師」のページからお申し込みを頂くか、お電話にてご予約を承ります。

ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

KONTANI拝   



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2021年6月 7日 (月)

便利食材・オートミール

こんにちは、KONTANIです。
フィルウのごはんによく登場する「オートミール」についてお伝えしてみようと思います。

オートミールはオーツ(燕麦)を脱穀して食べやすく加工した食材のことです。
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オートミールはとても栄養価が高く海外では朝食として一般的に食べられている食材ですが、日本ではあまり馴染みがない印象です。
「シリアルに入ってるかな?」という程度の認識の方が多いのではないでしょうか。

オートミールは白米と比べると、
●食物繊維やミネラルなどが多く含まれている
かつ
●調理の手間がかからない
という、なんとも素敵食材です。
上手に使うことで、毎日の手作りごはんの負荷を減らしてくれることは間違いありません。


『調理の手間がかからない』という部分に関しては、厳密に言えば【生のオートミール】を調理しようとするとお米と同じくらい調理に時間がかかります。

一般的に市販されているオートミールにはいくつかの種類がありまして…
シリアルなどのようにそのまま生でも食べられるタイプのオートミールは「クィックオーツ」。
一方で、調理をして食べるタイプのオートミールは「スティールカットオーツ」と
「ロールドオーツ」に分かれます。

スティールカットオーツは完全に生の状態なので、食べるには30〜40分くらい煮込む必要があります。
ロールドオーツは脱穀したオーツ麦を蒸してから平たく伸ばし、乾燥させたものです。一度加熱処理がされてはいるので、加熱処理は必要ですが5分程度で柔らかくなります。

フィルウではロールドオーツを主に利用しているので煮て使っていましたが、クィックオーツを上手に使えばさらに手間抜きで簡単ごはんが作れそうですよね笑。


〜ここだけの話〜

忙しくて野菜を切る時間がない、お米をたく暇がない日の我が家のごはんをご紹介。
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・かつおぶし(鯖缶や鮭缶でもOK)
・オートミール
シャスタ

オートミールを煮て、かつおぶしを混ぜ合わせるだけ。
野菜が入っていないという罪悪感を、シャスタで打ち消した超手抜きごはんです笑


シャスタとは…
100種類以上の栄養素を含む、藍藻類(クロレラやスピルリナなどの仲間)のサプリメントです。
手軽にビタミンやミネラル、酵素などを補給できるので、野菜がなかなか取れないペットにもオススメのサプリですよ〜。

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>>フィルウマルシェ シャスタはこちら


それ以外にもオートミールの
簡単レシピを太郎くんのブログで紹介させていただいています。
ぜひそちらもご覧くださいね♪
太郎のごはんレポート
オートミールレシピ3選


KONTANI拝   

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2021年4月21日 (水)

重金属について書いてみます〜その4・ヒ素〜

当院の診察の中で体調不良を生じる原因のひとつにあげられる”重金属汚染”。

一昔前は環境汚染や公害病として話題に上ることが多かったですが、最近は環境整備が整い、無秩序に有害な重金属が環境中にふりまかれるようなことはなくなりました。
かといって、重金属が全くなくなったのか、と言えばそういうわけではありません。
”以前ほど大量に環境に排泄されなくなった”、というだけで、いまでも重金属の多くは私たちの周りに存在しています。
重金属がやっかいなのは、一度に摂取する量が少量でも、なかなか体内から排泄されず蓄積してしまうところです。
そのため、重金属がどこから私たちの生活に入り込んでくるのかを理解しておき、蓄積を予防することがとても大切になります。


ということで、本日は重金属のひとつである『ヒ素』に関してお伝えしたいと思います。20210421as

ヒ素といえば、和歌山の毒入りカレー事件で一躍有名になった毒薬…もとい重金属です。猛毒のイメージが強いのではないでしょうか。
ヒ素には無機ヒ素と有機ヒ素があり、毒性は無機ヒ素の方が強力です。中でも亜ヒ素(カレー事件原因)が最も強いと言われています。

ヒ素も、これまでご紹介した重金属と同じく自然界にあたりまえに存在しており、鉱物や化石燃料を人間が利用する際に環境中に排泄されます。また、地底のマグマにも含まれるため、火山活動で排出される場合もあります(活火山のそばの井戸や河川のヒ素濃度が高いことが知られています)。
火山は海の中にもあるので、海水にもヒ素は溶けこんでいます。
ということは、海で活動する生物たちは、ある一定濃度のヒ素を常に蓄積していることになります。


ではヒ素はどのような悪さをするのでしょうか?
ヒ素はタンパク質と結合して酵素の働きを阻害したり、タンパク質の合成を邪魔したりします
その影響はヒ素の種類によっても異なります。有機ヒ素については、今のところどんな悪影響があるかははっきりとはわかっていないようですが、無機ヒ素よりは害が少ないと考えられています。

一方で、無機ヒ素が体内に大量に入ってしまった場合、発熱、嘔吐、下痢、筋肉痛、脱力感などが生じる可能性がありますが、ありふれた症状のためヒ素中毒と認識されないこともあるようです。急性症状の場合はヒ素が体内に入ってから数十分〜数時間で下痢発熱嘔吐などの症状が現れ、心臓衰弱を引き起こし、放置するとやがて全身痙攣を起こして死亡する可能性があります(急性中毒は食材に含まれるヒ素により起こる可能性はまずありません)。
また、長期にわたり無機ヒ素の摂取があった場合(慢性中毒)は、食欲減退や嘔吐、皮膚の発疹や炎症、がんの発生などの悪影響があるとも報告されています。


かつてひじきのなかに含まれるヒ素の有害性に関して報じられたことがありました
ひじきには無機ヒ素が含まれており、発ガンの可能性があるため食べてはいけないというものです。
ただし、厚生労働省はこのひじきへの懸念に対して下記のように回答しています。

FSAが調査した乾燥ひじきには、最大で1kgあたり22.7mgの無機ヒ素がふくまれていたが、仮にこの(最大に無機ヒ素が含まれている)ひじきを食べるとしても、体重50kgの人で1日に4.7g以上(一週間に33g程度)を継続的に取らない限りWHOが定めた無機ヒ素のPTWI(暫定的耐用週間摂取量)の15μg/kg体重/週)を超える可能性はない。

つまり、『ひじきに無機ヒ素が含まれていたとしても、極端に多く食べなければ悪影響を受けることはない』と言っています。

 
犬猫がどれだけ食べても良いのかは上の文章だとわかりにくいので、ざっくりと1/5の量に減らして10kg換算してみました。
そうすると、1日上限約1gになります。乾燥ひじきの1gを測ってみたら、おおまかに小さじ1弱くらいでした。

小さじ1と聞くと割と少ない量じゃない?食べちゃうんじゃない?と心配されるかもしれませんが、おそらく小さじ1の乾燥ひじきは水に戻せばそれなりの量です笑
また、ひじきを戻す際に"水戻し"または"ゆで戻し"することで、ひじきに含まれるヒ素の量を5割〜9割減らすこともできますので、怖がって避ける量ではないと思います。

ひじきは栄養素的な視点から言えば食物繊維や必須ミネラルも豊富に含んでいて、ヒ素だけに注目して食べなくなってしまうには惜しい食材かなと思いますので、ぜひ正しい知識を持ってバランスよく摂取してもらえたらと思います。

そのほか、お米にも無機ヒ素が含まれますが、特に玄米のぬか部分に多く含まれるため、白米に精米する・炊く前によく研いでぬかを落とすことで摂取するヒ素の量は減らすことができます。
でも、わかっちゃいるけどぬかの栄養も捨てがたい…と思っている皆様、最終的には『バランスよく偏らずに食べる』ことで調整してください。

以上、ヒ素でした。
 
重金属シリーズは今回で一旦終了です。

 

******
重金属に関してしばらく書かせていただきましたが、実際に診察を行うなかで、重金属をはじめとする異物の蓄積が体調不良の原因となっている、または病状を悪化させているケースが多々あると感じています。

重金属をため込まないためには、まずはきちんと水分を摂取すること。
体の外に異物を排泄するルートをしっかり確保することが一番大切です。目安の水分摂取量は、おしっこの色が薄いレモン色になるくらい

その次に大切なのは運動すること
代謝を活性化させることは排泄の活性化にも非常に重要です。

綺麗な水分を取り、しっかりと運動することでため込まない元気な体を作りましょう。

当院で行なっているバイオレゾナンス検診では、重金属の蓄積をはじめとする体内状態を、西洋医学とは違う視点から把握します。
ご興味がある方はお問い合わせください。

バイオレゾナンス検診 ご予約
https://filou.jp/clinic/reserve_hikarigaoka/


本日もブログをご覧いただきありがとうございました。

KONTANI拝   
 

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2021年4月13日 (火)

獣毛ブラシの取り扱いを始めました!

みなさまこんにちは。KONTANIです。

春になり気温も上がり、抜け毛の季節になりましたね。
猫飼いのKONTANIとしても抜け毛に悩まされる今日この頃ですが、そんな抜け毛をむしろ楽しむためのアイテムの取り扱いを始めました。

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大正時代から続く老舗刷子、カナヤブラシ さんが作る”ペット用の獣毛ブラシ”です。

私は、スリッカー型の獣毛ブラシに一目惚れ♡
でも、ピーナッツ型のブラシも手にしっくりくる持ち心地で使いやすい。
つまり、どちらも魅力的なんです♪
 
 
天然の獣毛に含まれる油分で静電気を抑え、被毛に艶を出してくれます
また、獣毛の程よい硬さが愛犬・愛猫の皮膚に適度な刺激を与えてくれるので、ブラッシングするだけでマッサージ効果が得られるのも魅力です。 
特に、猫ちゃんに対してはグルーミング効果が抜群!🐱

我が家の猫たちも、うっとりしつつ、喉をゴロゴロならしつつ、気持ちよさそうにブラッシングされてます😃


🐶 〜獣毛ブラシの魅力〜🐱
1)静電気が起こりにくい
天然の獣毛には油分が含まれているため、ブラッシング時に起こりやすい静電気を抑えます。
また、油分が被毛にツヤを与えて切れ毛を防ぐ効果もあります。

 

2)程よい刺激で血流促進
獣毛でブラッシングすることでマッサージ効果も得られます。皮膚をほどよく刺激することで血行を良くします。

 
店頭では、ブラシのご体験も可能です。
ネットショップ フィルウマルシェ(http://filou.shop-pro.jp/)でもお取り扱いいたしております。

ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください♪

KONTANI拝   
 

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2021年3月21日 (日)

春のバイオレゾナンス検診のお知らせ

こんにちは、KONTANIです。


4月2日(金)〜6月30日(水)までの期間、KONTANIのクリニックにおいて「春のバイオレゾナンス検診」を行なわせていただきます。
※検診のご予約の受付開始は3月29日からとなります。

 

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内容は

・視診・触診・聴診による状態確認

・バイオレゾナンスによる体内状態のチェック
・食事に関するアドバイス
・生活習慣・環境へのアドバイス

・サプリメントに関するアドバイス
 

になります。
 


期間中に検診をご希望いただいた場合は初診料・再診料及び相談料は発生いたしませんので、バイオレゾナンスにご興味のある方はこの機会におためしください。

また、同時に血液検査(6,600円)も可能です。
※血液検査を行う場合は、午前中のご予約をお勧めいたします。

 

【検診内容】 
身体検査、バイオレゾナンスチェック
、各種ご相談(約30分)

【検診料金】
 
8,800円(税込)
※トリートメントをご希望の場合は別途料金が発生いたします。


【所要時間】
 
およそ1時間半

※ペットを1時間ほどお預かりさせていただいてのチェックの後、その後20分〜30分ほどご説明・ご相談をさせていただきます。
 

🐶バイオレゾナンスメソッドについて🐱
体に周波数を当てて、各種臓器の状態を探り、西洋医学とは違う視点から全身状態を把握する方法です。
  

バイオレゾナンスによる春の検診をご希望の方は、
ウェブサイトの「ご予約 紺谷獣医師」のページからお申し込みを頂くか、お電話にてご予約を承ります。

ご不明点などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

KONTANI拝   



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2021年3月18日 (木)

重金属について書いてみます〜その3・カドミウム〜

* * * * * * * * * * * * * * *
自粛期間中に運動が減って体が凝り固まってしまった子たちへのメンテナンスとして
気軽に鍼を受けてもらえるように、鍼の体験コースを開始することにしました

体験コースは、通常の半額で鍼を体験することができます。
ご興味のある方はお問い合わせくださいね!
「鍼の体験コースのご案内」
https://filou.jp/news/kenshin/
* * * * * * * * * * * * * * * 

こんにちは、KONTANIです。
なんだかんだとまた1ヶ月ほど期間が空いてしまいました…仕事が遅くて申し訳ございません💦
そんなこんな間に、桜が咲き始めましたね。
先日たちよった河川敷で早咲きの桜を見ることができました。

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はやく光が丘公園や松陰神社の桜も見たいものです。


さて今回は、前回の鉛、前々回の水銀に引き続き重金属に関してお伝えしてみたいと思います。
黙々と重金属を語るのみであまり楽しくない記事かもしれませんが、お付き合いくださいませ。

当院の診察の中で体調不良を生じる原因のひとつにあげられる”重金属汚染”。

一昔前は環境汚染や公害病として話題に上ることが多かったですが、最近は環境整備が整い、無秩序に有害な重金属が環境中にふりまかれることはなくなりました。
かといって、重金属が我々を取り巻く環境中から全てなくなったのか、と言えばそういうわけではありません。
”以前ほど大量に環境に排泄されなくなった”、というだけで、いまでも重金属の多くは私たちの周りに存在しています。

重金属がやっかいなのは、一度に摂取する量が少量でも、なかなか体内から排泄されず蓄積してしまうところです。
そのため、重金属がどこから私たちの生活に入り込んでくるのかを理解しておき、蓄積を予防することがとても大切になります。
 
ということで、本日は重金属のひとつである『カドミウム』に関してお伝えしたいと思います。
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カドミウム。
名前を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

カドミウムと聞いてKONTANIが真っ先に思い出すのは、イタイイタイ病。富山県で発生したカドミウムによる公害病です。
なんでこんな名前がついているのかというと、発症してしまった方々が、そのあまりの痛みに「痛い、痛い」と泣き叫ぶことしかできなかったから、と言われています。そのお話を聞いただけで、自分の体がキリキリ痛む気がします。

カドミウムは、銀、銅、亜鉛などの金属とともに自然の鉱物や土壌の中に存在する金属です。
日本には各地に銀、銅、亜鉛などの鉱山があるため、それらを発掘する際に一緒にカドミウムが環境中に放出されてきました。
また、カドミウムはニッケル・カドミウム電池の材料として使用されています。
ですが、電池の分別が正常に行われず通常の燃えるごみなどに電池が廃棄されてしまっている場合は、それらのカドミウムを含む電池はゴミ焼却場で焼却されてしまい、大気中にカドミウムがばらまかれることになります。

このようにして放出されたカドミウムは徐々に土壌を汚染していきます。
そして水田や田畑が汚染され、作物に吸収され、やがて食物として生物の体の中に入っていくのです。

カドミウムが多く含まれる食材の代表は米。
お米が大好きな私にとってはなかなか辛い事実…。
また、白米よりも玄米の方がより多くのカドミウムを含みます。
これは残念ながら、有機栽培で栽培されている玄米を食べていたとしても同じです
有機栽培では農薬を使う量は減らせますが、河川水からカドミウムは分け隔てなく田んぼに入ってくるためです。
なので、「こだわりの玄米を選べば大丈夫!」というものでもありません。

また、カドミウムは海水や海の底質中にも含まれており、貝類、イカやタコなどの軟体動物や、エビやカニなどの甲殻類の内臓に蓄積されやすいことがわかっています。
やはり、食べ物から入ってくることが多いようですね。そうなってくると、個人での対策には限界があり、有効な対策を国や地域に期待することになります。

調べて見たところ、カドミウムを低減するための対策が取られているようです。
農作物中のカドミウム低減対策技術
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_cd/2_taisaku/01_tec.html

カドミウム低吸収性イネとか大豆があると知って目からウロコでした。

今後も技術が開発していくことで、いろんな予防や対策が取れるようになっていくといいなと思います。
そして、今私たちにできることは…電池を含めて地域のごみの分別をしっかり行い、ただしく回収してもらうこと!
適当に分別したものが燃やされて、環境を汚染しているかもしれないと思うととても残念な気持ちになりますので、そのことを踏まえて、ルールを守って生活していこうと改めて思いました。

小さなことかもしれませんが、できることをきちんとやっていきましょう!

次回はヒ素に関してお伝えしたいと思います。
本日も、ブログをご覧いただきましてありがとうございました。


 
KONTANI拝   
 

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2021年2月 8日 (月)

重金属について書いてみます〜その2・鉛〜

こんにちは、KONTANIです。

まずはお知らせから。

* * * * * * * * * * * * * * *
自粛期間中に運動が減って体が凝り固まってしまった子たちへのメンテナンスとして
気軽に鍼を受けてもらえるように、鍼の体験コースを開始することにしました

体験コースは、通常の半額で鍼を体験することができます。
ご興味のある方はお問い合わせくださいね!
「鍼の体験コースのご案内」
https://filou.jp/news/kenshin/
* * * * * * * * * * * * * * * 


今回は、前々回に引き続き重金属に関してお伝えしてみたいと思います。
黙々と重金属を語るのみであまり楽しくない記事かもしれませんが、お付き合いくださいませ。

当院の診察の中で体調不良を生じる原因のひとつにあげられる”重金属汚染”。

一昔前は環境汚染や公害病として話題に上ることが多かったですが、最近は環境整備が整い、無秩序に有害な重金属が環境中にふりまかれることはなくなりました。
かといって、重金属が我々を取り巻く環境中から全てなくなったのか、と言えばそういうわけではありません。
”以前ほど大量に環境に排泄されなくなった”、というだけで、いまでも重金属の多くは私たちの周りに存在しています。

重金属がやっかいなのは、一度に摂取する量が少量でも、なかなか体内から排泄されず蓄積してしまうところです。
そのため、重金属がどこから私たちの生活に入り込んでくるのかを理解しておき、蓄積を予防することがとても大切になります。
 

ということで、本日は重金属のひとつである『鉛』に関してお伝えしたいと思います。
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鉛中毒という言葉を聞いたことがありますでしょうか?
鉛中毒とは、鉛の血中濃度が非常に高い状態を指し、造血臓器・腎臓・中枢神経系に強い有害作用を引き起こすことが知られています。
特に、発達中の脳神経は鉛による損傷を受けやすい(成長期などに甚大な影響を及ぼす)と言われています。

鉛を摂取し続けることで、私たちは上記の”鉛中毒”になってしまう可能性があるわけですが、それでは、鉛は日常のどこに存在しているのでしょうか?


鉛は古くは塗料や化粧用色素をはじめとした様々な目的で使用されていました。
1960年代までは有鉛ガソリンが使用されていたり、また工場等からの排気ガスにも鉛が含まれていたため、大気中に鉛が放出される状況がありました。
また、昭和初期〜50年くらいにかけての時代に作られた水道管は、安価である・水に触れても腐蝕しにくい・精錬が容易である(加工しやすい)などの理由から、鉛を使ったものが大多数だったようで、飲料水に鉛が溶け出している状況もありました。
(現在では水道管に鉛は使われなくなっているようですが、古い水道管にはいまだに鉛が残っているものがあります。)

現在では鉛の排出源対策が進められ環境中へ鉛の放出は抑制されていますが、そうはいっても過去に放出された鉛はいまだ環境中に広範囲に残存していると思われます。そのため、鉛の存在する環境で栽培された農畜水産物や、鉛を利用した機械や器具を用いて製造された食品には鉛が含まれている可能性があるのです。


日本人の主な鉛の摂取源は、米、穀物、芋類、野菜類、飲料水などのようです。

農水省「食品からの鉛の摂取量」
https://www.maff.go.jp/j/syouan/nouan/kome/k_pb/exposure.html#2

決して、米や野菜に含まれる鉛の量が多いわけではないようですが、米や野菜を食べる量が多いので、摂取量としては増えてしまうようですね。
日本人としては悩んでしまうかもしれませんが、お米の量を減らして肉や魚をその分増やせばそこから入ってくる量が増えますから、トータルではあまり変わらないような気はします。

個人的には、嗜好品・お菓子などからの摂取をうまく減らすことができたら良いのかなと思います。
あとは、鉛の環境中への排出を抑制し、環境中に存在している鉛の蓄積を減らしていくことを引き続き行なっていくこと。これからの摂取量をいかに減らせるかは、私たち人間の努力にかかっているかなと思います。

鉛に関しましては、ざっとこの程度で。皆様のちょっとした知識になれば幸いです。

 

次回はカドミウムに関してお伝えしたいと思います。

本日も、ブログをご覧いただきましてありがとうございました。
 
KONTANI拝   
 

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2021年1月30日 (土)

鍼の体験コースをはじめます。

毎日寒い日が続きますね。
また、今回は緊急事態宣言が出ており、人共々、犬との行動にも制限がかかっているご家庭が多いのではないでしょうか。
さらに、寒い季節と重なってしまったため、お散歩に出かける時間も短くなり、必然的に体が固まってしまっている子が多いのではと感じます。

体が凝り固まってしまった時には体を動かすことが一番ですが、なかなかそうはいっても運動ができない場合もありますよね。
そんな時は、鍼を使って体をほぐすこともオススメです。 

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「鍼って体が痛くて動けない時に行うものじゃないの?」
 
上記のように考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはありません。
鍼を置くことで血流が良くなり代謝が上がり体が温まりますので、慢性的な疲労や体の冷えからくる諸症状(痛みも含まれます)を緩和することに繋がります
シニアの活力づけにも効果的なんですよ!

鍼で改善する可能性があるのになぁと思うケースを目の当たりにしたりしながら、鍼をもっと多くのペットに体験してもらえないかと考えまして…。

初回限定「鍼の体験コース」

を2021年2月よりクリニックメニューに追加することに致しました。
「鍼の体験コースのご案内」
https://filou.jp/news/kenshin/


 鍼ってどんなもの?

 すごく痛がったり怖がったりするんじゃないの?
 ものすごく嫌がったり興奮したりしたらどうしよう。
 どんな時に鍼を行うといいの?
 うちの子に鍼は効果はあるの?


などなど、敷居が高く感じている方もたくさんいるかと思いますが、そんな皆様はぜひ体験コースをお試しください。


重金属の記事は、次回に持ち越しです💦
お待ちいただいている皆様、もうしわけございませんm(_ _)m
 

本日も、ブログをご覧いただきましてありがとうございました。
 
KONTANI拝   
 

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